LiB-log

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試練は【最初】に訪れる

2016年になってから
LiBでは、毎月続々と新しい仲間が増えています。

以降も3月、4月と
新しく入社される方の数も右肩上がりに増えていく予定なので

新しく入社された方や、これから入社される方向けに
僕自身が多くの転職を見てきて学んできた事を

【新しい仲間たちへの応援とエール】の意味も込めて
Blogに書いてみようと思います。

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飛行機のパイロットの世界で
魔の11分間」と呼ばれる時間があります。

これは、過去の航空機事故の統計をとってみると、
そのほとんどは離陸後の3分間と、着陸前の8分間に集中しているため、
この11分間を「Critical Eleven Minutes(魔の11分間)」と呼ぶんだそうです。

中でも、パイロットが一番緊張するのが「離陸の3分間」らしいです。

離陸の時は、自動操縦ではなくパイロットが操縦しており、操縦操作の他にも様々な仕事(エンジンや計器のチェック、管制との交信など)に忙殺され、緊張度が一気に高まり、結果として人為的なミスが起こる確率がグンと上がるとのこと。

要するに、
パイロットにとっての最大の試練は
一番最初(離陸時)に訪れる
という事です。

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僕は、この話は飛行機に限らずに、
多くの物事に当てはまると思っています。

スポーツジムも通い始めて習慣がつくまでの最初が勝負。
食事制限ダイエットも勢いつけるための最初が勝負。

勉強や面倒なTASKもやり始めたら一気に進むので、やり始めるまでが勝負です。
手押し車も、最初だけ重いけど動き始めたら慣性の法則でスイスイ進むし、

多くの事柄において、
物理的にも、心理的にも
最初が一番しんどいと思います。

転職や部署移動も、
まったく同じだと思っています。

・慣れない人間関係(名前も顔も相関図もわからない)
・慣れない業務
・慣れない組織文化

・分からない社内用語
・ゼロから始まる信頼残高と実績
・力の入れどころ&抜きどころが分からない非効率

要するに、
一番大変な時期が一番最初にやってきます

そして、恋愛や人間関係において
第一印象がとても大きな影響を与えるように

職場においても
出だし(初月?)におけるその人の印象が
その後の活躍にも大きく影響を及ぼすと思っています。

要するに、
出だしは勝負所なのです。

まとめると「出だし」は
一番しんどい踏ん張りどころでもあると同時に
とても大切な勝負所でもある
って事です。

この事実を当人はもちろん、
周りも理解している事が大切だと思っています。

当人が、
「ここは勝負所で踏ん張りどころだ!」と
強いマインドセットを持って臨めれば、
当然、結果もついてきて、
この時期をブレイクスルーできるだろうし

周りも、
「一生懸命に支えよう!」と協力体制になれば
当人が無事にこの時期を乗り越える確率もグッと高まります。

たまにココをはき違えて
最初からバランス重視で仕事をしようとしたり、
慣れてきてから頑張ろう、といった
勝負所を捉え違いしているケースがありますが、
その場合、たいてい上手に立ち上がりません。

業務に慣れ、実績も積めば
自然とペースも掴めるしバランスも取れます。

そこに辿り着くまでが大事です。

なので、
LiBに入社してくれた仲間達&これから入社してくれる仲間達にも
ぜひこの意識を持って、
最初に訪れる「踏ん張り所&勝負所」を乗り切って欲しいと思います。

そして迎え入れる側のみんなにも
この意識をもって、新しい仲間をサポートして欲しいと思います。

加えて、もう1つ大事なことを。
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www.nikkei.com


この記事でCA藤田さんは
既得権益」という言葉を使っていますが、

要するに、
会社から何かを与えてもらう、という
受け身の姿勢が諸悪の根源
なんだと思います。

ジョン・F・ケネディ大統領のかの有名な
「国が何をしてくれるかではなく、自分が国に何ができるかを考えよう」
ではありませんが、仕事にも同じ事が言えると思います。

自分と会社を切り離して
「会社は、自分に対して・・・」という受け身スタンスではなく

自分も会社を構成するメンバーの一員である、と自覚し、
より良い環境を自らの手で創っていこう、という
主体性スタンス
こそが、最も大切な大原則なんだと思います。

例えば、LiBには
責任が生む自由、個性がもたらす多様性
という大事な言葉があります。

これが意味するところは
自由(自分が理想とする働き方)は、会社が与えてくれる訳ではなく、
自らが責任を果たす事によって手にする
、という意味です。

LiBには
リモートで働くメンバーや、時短で活躍するママさん、
自分でも会社を経営しながらLiB社員として活躍する人や
他社のプロジェクトも手伝っている人など
多種多様な方々が集っています。

その全員に共通していることは、
その自由は、会社から与えられたモノでも
もちろん社長の僕が許可したモノでもなく、

本人達の素晴らしい活躍(責任)によって
自らが手にしたモノである、ということです。

僕は、このLiBの文化を
心から誇らしく思っています。

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LiBは、
社員自らが責任を果たすことで、
自分らしいペースで働ける自由を獲得したい、という挑戦を
徹底的に応援し協力する会社である
と表明しています。

ココで大事なことは
自由は自分自身で勝ち得るモノであり
会社から貰うモノではない、という個人の姿勢

その挑戦を個人任せにするのではなく
会社としても最大限応援し、協力者として支援する
という

会社と社員の相互信頼だと思っています。

LiBは
早く帰らせてくれる会社でも無く、
自由をくれる会社でもありません。

一方で
長時間労働を強いる会社でも
それらを推奨する会社でもありません。

※現に多くの社員が深夜残業も土日出社もなく、
夜18時以降のMTGは、ほとんどありません。

大事なことは
自身のミッションを全うし、
成果を上げて組織と事業に貢献すること。

そして、その成果を
自分が理想とする働き方で実現すること。

要するに
成果貢献と自分らしい働き方の両立です。

節々に「自分らしい」という表現を使いましたが、
この表現も、とても想いを込めて使用しています。

僕は、
働くペース(時短/長時間)や、
働く場所(オフィス/リモート)と言うのは

どれが正しくて、どれが理想である・・と言った
正解は無いモノだと思っています。

※アルバイトや派遣のように時間ではたらくケースもありますが、
主に総合職の正社員として働く場合を想定して書いています


なぜなら、人によって(というかその人が置かれている状況によって)
求める理想が異なるからです。

高校1年生と、受験前の3年生では
必要となる勉強のペースも、本人のマインドも異なるのに、

『放課後の居残り勉強はやめよう』とか
逆に『寝ないで深夜まで勉強しよう』なんて
一律にオペレーションするのは、どちらも馬鹿げていると思います。

新卒時代にように
馬車馬のように働きたいタイミングもあるでしょうし、
(スキルが低いうちは量で勝つしかないですし)

仕事のスキルも上がり
一方で、家族や育児もしくは自身の体力的にも
量ではなく質で勝負したいタイミングもあるでしょうし、

先ほどの「出だし」や「受験前」のタイミングのように
一時的にグッと踏ん張る瞬間もあると思っています。

このように、
働くペース(時短/長時間)や、働く場所(オフィス/リモート)と言うのは
人が置かれている状況(スキル/年齢/家族事情/性格/タイミング)によって
理想とする働き方が異なるのが事実なので

大事なことは、
それぞれが、それぞれ置かれている状況や、異なる理想を尊重し、
無駄な同調圧力を生じさせずに(ココ大事!)、

自分らしく働きながら成果貢献する、という理想を掲げ、
その理想を、社員個人がチームの仲間と一緒に追い求めることで、

結果として、
気がついたら理想の会社に近づいている、という状態かと思います。

会社とは、つまるところコミュニティであり、
社員1名1名の集合体が会社です。
会社さんという人がいる訳ではありません。

僕を含めた社員・役員のひとりひとりが
「自らの手で、理想とする場を創ろう!」と
挑戦することが、何より大事であり、最も楽しいコトだと思うのです。

コレを一緒に楽しめる人が
LiBが求める仲間であり、LiBで活躍する人だと思います。

とは言え、
まだまだ創業2年にも満たない
超スタートアップのベンチャーなので
(お恥ずかしいぐらい整っていない事も多々あり・・><)

会社&事業自体が「出だし」のフェーズであり
勝負所&踏ん張りどころ
ではありますが、

その状況に甘えるのではなく、
みんなで理想の場に出来るよう、

土台を作り、仕組みを作り、
一歩づつでも働きがいとやりがいに溢れた
強い成長強い収益(利益)
両立を実現する場にできるよう、
まずは社長の僕が誰よりもコミットしようと思います。

みんなも一緒にがんばりましょう!