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未来を創る仕事

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先日、5月13日は日本で初めて
キャリア女性に特化した会員制転職サービスとして産声をあげた、
僕たちが運営するLiBz CAREERの2周年でした。

libinc.jp


転職という人生の一大事のイベントで
企業(採用者)と個人(候補者)を結びつける
マッチングプラットフォームは

大手どころだとリクナビやビズリーチ、
最近上場承認が降りたアトラエさんのGreenさんなどがありますが、

この手のサービスを
お金も無ければ、社員もいなくて、
会社の実績も信用も無い・・みたいな
全てゼロのスタートアップが立ち上げるのは中々にしんどい事業です。

まずプロダクトの開発が重たい。

扱う個人情報もWEBサービスの中では最大級に重たいし、
(年収情報や職務経歴書まで預かるので)
画面も、カスタマー側/企業側/管理側と3つ以上が必要になり、

さらには、
会員が居なければ企業も集まらず、
企業が集まらなければ会員も集まらない、という
ニワトリと卵の問題もクリアしなければならず、

組織体制も、強いセールスチームも必要だし、
毎日プロダクトを磨き続けられる開発チームも必要です。

そして、一定以上の広告費がかかるモデルでもあります。

組織構築、プロダクト構築、資金集め、会員集め、企業営業と、
全てを同時並行で進めないと、
マッチングプラットフォームとしての場が成立しない事業です。

起業した当初は
「大変なモデルを最初から選んじゃったなー・・・><」
と、悪戦苦闘しながら悩んだ事もありました。


それでも、
たった2年で会員数も5万名を超え、
取引企業数も数百社に急増し(日々参画企業が増えています)

創業以来、数多くのメディアに取材を頂き、

結果として、日々多くの転職決定が生まれるまでの
マッチングプラットフォームとして成長できたのは
いったい何がドライバーだったのだろうか。

(とは言え理想から比べれば、まだまだ小さなサービスではあるのですが)

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サービスをローンチする半年前ぐらいから
現役で働いている女性の方や
ライフイベントによって一線を退いた方たちに
インタビューに回っていた時期がありました。

女性の方と面と向かってインタビューすればするほど、
「女性 × ライフイベント × 働き続ける」というテーマに関しては
根深い悩みと葛藤、大きな溝があると実感しました。

働いている女性側が、
今の日本における「就労環境」や「キャリアの多様性」
そして「選び勝ち取れる選択肢」に対して
満足していない、いや大きな負を感じているコトは明白でした。

では、企業側はどうなのか?

国からは「女性活躍促進」に対して背中を押され、
「何か取り組まなければならない・・・」という雰囲気はあれど
実際の実情はどうなのだろうか?

この点に関して僕たちも不安だったし、

LiBの創業プランを他人に相談した時に、
100%、毎回おなじく頂いた指摘が
個人ニーズはあるが、企業側がついてこれない」というモノでした。

なので、LiBz CAREERは
成功する確信を持って始めたサービスではなく
正直なところ、大きな不安を抱えながらも
息を止めて海に飛び込むようにスタートさせたサービスなのです。

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不安を胸に、それでもなぜ飛び込めたのだろう?

それは
正しい未来はコッチだ」と思えたからだと思います。

教育を学ぶ機会も、
政治への参政権も、
そして新卒の就職活動も、

今でこそ性差を感じづらいフェアな環境が出来上がっていますが
最初から、今日のような環境があった訳でありません。

4年制大学に進学するのは男性がメイン、という時代もありました。
参政権に男女差があった時代もありました。
新卒の就職活動がフェアになったのなんて最近です。

要するに、いま僕たちが生きている今日は
誰か理想を掲げて戦い、実現して来た「未来」を、
今、僕たちは生きているのだと思います。

であれば、僕たちはどんな理想を掲げ、
その未来を作り出していくべきなのだろう?

そう考えた時に、答えは明白でした。


一度きりの人生を大切に生きたい。
意味のある時間として生きていきたい。
挑戦したい、やりがいを感じたい、社会と繋がりたい、成長したい。
誰かの役に立ちたい。


そのような想いに男女差がある訳が無い。
みんな一緒だ。

ただ、その環境や空気、文化が追い付いていないばかりに
そのチャンスや機会に、男女差や年齢による格差が生まれてしまっている
今の状況は、どう考えたって理想じゃない。

過去の先人たちが理想を掲げ戦った結果、
未来を実現して来たのであれば、

僕たちも、どうせ起業するなら
ただのお金儲けじゃなく、そんな視座で挑戦がしたい。

そう考えて、このテーマに
大きな不安と、それ以上の希望と覚悟を持って飛び込みました。

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勇気を持って飛び込んでみたら
僕たちの目の前の景色は一変しました。

言葉で説明するのが難しい感覚なのですが、
待ってました!!!!」と
女性たちから、社会から、というか未来から、
祝福されているような感覚を憶えたのです。

・このテーマに一緒に挑戦したいと、次々に集まってくる仲間達
・名も無き僕たちを一生懸命に取材し、背中を押してくれたメディアの方々
・ガタガタのサービスなのに、どんどんと登録してくださる女性たち
・使いづらさを飲み込んででも、サービスに付き合ってくださった企業の方々

もう、完全に経済合理性を超えた
応援」以外の何ものでも無い協力を得て、
リブの挑戦は前に進み始めたのです。


未来は勝手にやってくるものじゃない。
理想を掲げ、創り上げるものなんだ。

僕たちが生きている今は、
誰かが願い掲げた理想の世界なんだ。

だったら、僕たちもそんな未来が創れる仕事がしたい。

性差無く、年齢制限なく、いつまでも活躍できる社会へ
生き甲斐を持ち続けられる社会へ。

その目線で仕事に迎えている
創業からの2年間は、本当に幸せな日々だな、と改めて感じています。

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先日2周年を記念して開催したイベントでは
『Woman Bright Award 2016』と題して、
多様な働き方への対応が求められる現代女性の特性を掴み、
採用・活躍に成功されている企業様を表彰させて頂きました。

今回受賞された企業は
アクセンチュア様、ノバレーゼ様、リノべる様の合計3社。

どの会社も、
男女ともに活躍できる環境づくりを心がけ、
まさにこれからの企業のロールモデルとなり得るような
採用、教育、活躍を実現されている会社様です。

その中では、なんとたったの4ヶ月で
LiBz CAREERを通じて7名の
キャリア女性の採用を成功させた企業様もあります。

僕たちは営利企業としてサービス展開しているので
沢山のお取り引きをさせて頂き、
価値提供することができた側面ももちろん嬉しいのですが

事実としては、
それだけの数の女性たちの挑戦がプラットフォームを通じて産まれ、
採用した企業の中にも、活躍する女性のモデルがうまれたコトになります。

自分たちの事業拡大は
言い換えれば、実現した女性採用の数であり、挑戦した女性たちの数です。

こうして、自分たちの事業を大きく拡大していく事と、
社会を前に進めるための挑戦が
繋がっている事を実感しながら仕事ができている、と言う事は
本当に恵まれていて幸せな環境だと思います。

ダイバーシティは綺麗事で取り組むことでもなければ
国に言われたから取り組む物でもない。

企業にとっては戦力を手にして利益に繋がる行為であり、
個人にとっては多様な生き方ややりがいを実現する社会参加の方法です。

これからも、
理想として掲げた未来を引き寄せられるように
チームリブ一同、誰にも負けないパッションを持って取り組みますので

女性採用を進めたい企業様、も
新しい挑戦を検討したい女性の方々、も
共にそういった未来に向けて発信したいメディアの方々、も

引き続き応援&気軽にお声がけ頂けますと幸甚です。

これからも頑張ります!

※イベント詳細はこちらより
多様な働き方が必要な女性の特性を掴み、採用・活躍に成功している企業を表彰する『Woman Bright Award 2016』発表!アクセンチュア、ノバレーゼ、リノべる の3社が受賞 | 株式会社LiB[リブ]