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LiB-log

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創業オーラの正体と、魔法の副作用

LiB 松本 洋介 さんのブログから。メンバーが20名以上を越えて来るぐらいの、3年目以降になると「創業オーラ」「スタートアップの魔法」も解けてきて、組織の問題が出てくる。私自身も前職で経験しているのと、初期メンバーも同様の経験をしているメ...

Posted by 重松 大輔 on 2016年1月3日

前回、書いた↑このブログは
この記事だけで2万PV近く読んで頂けて、

多くの経営者さんから
「朝会で使わせてもらったよ!笑」
みたいな声を頂きました。

ありがたい限り。

そして、上記スペースマーケット重松さんの投稿に
創業オーラ」「スタートアップの魔法
という単語が出てきますが

実はコレ、
前回の落とし穴の話しにも通じる
非常に深いテーマなので

自分の考えをBlogに書きたいと思います。


f:id:yosuke_lib:20160118161928j:plain


これ1月4日にLiBメンバーと言った初詣の写真なのですが
去年の一桁社員の頃と比べて、一気に人数も増えました。

この初詣から早いもので、1月もすでに後半戦。

あっという間に3月末になれば、
自分で創業したLiBも丸2年が経過します。
(満2年まで、残り2.5ヶ月・・・)

そして4月までには
現時点で内定承諾を頂いている入社予定社が
15名近く入社してくるので、

社員・スタッフを合わせた組織規模も、
たった2年で60名を超える規模となります。


LiBでは、創業から今日まで、
なぜそんなに急ぐのか?ぐらいのペースで
「仲間・資金・プロダクト」を急ピッチで揃えてきました。

それは、ただ不安にかられて
急いでいた訳ではありません。

そろそろ創業2年目も
ラストスパートに差し掛かるこのタイミングで、

改めてその理由を

①創業オーラ(スタートアップの魔法)
②魔法の副作用

という2つのテーマに分けて
Blogで書きたいと思います。


ーーーーーーーーーー

僕は、起業する前に
自分がいつか起業する時のことをイメージしながら
多くの起業家やベンチャーを眺めていました。

創業から100名ぐらいまでの
いわゆるスタートアップと呼ばれるフェーズで
四苦八苦を続ける企業と、

あっという間にスタートアップフェーズを超えて
社員も100名を超える規模になり、飛躍を実現していく企業では
何が違うのだろう・・・?

そんな視点で、多くの事例を見る中で
2つの仮説を持ちました。

今日はその1つ目の仮説をBlogに書きます。


1つ目の仮説。

それは、その企業が創業期に
創業オーラ(スタートアップの魔法)を掴めたか否かという点です。


創業オーラを理解して頂くには
以下のブログが非常に分かりやすいかと思います。

ceonews.jp

起業してすぐはとにかく走り尽くすこと。起業後1年半は起業家から「創業オーラ」が出る。周りは驚くほどこのオーラにやられる。採用も広報も資金調達も、何をやっても期待値以上の成果が上がる時期が最初に訪れる。この間にその後の成長路線を作り切れるかどうかで起業の成否は分かれる。

これは、非常に的を得ている表現だと思っていて、
まさに創業期には創業期にしか醸し出せないオーラと迫力があります。

この創業オーラをまとった状態、
いわゆるスタートアップの魔法にかかった状態を
創業初期に最大限活かせたかどうか?

これでスタートダッシュの優劣が
大きく異なってきます。

ーーーーーーーー

ちなみに、この創業オーラは
起業家全員が掴めるモノでは無いと思っています。

創業オーラを掴める企業と、そうでない企業の違い、、、

そのヒントは
事業打ち出し角度にあると思っています。


打ち出し角度、と言う概念を理解して頂くには
以下のおざーんさんのインタビューが
非常に分かりやすいかと思います。

business.nikkeibp.co.jp

この記事で、当時楽天球団の役員をされていた小澤さんは
新しい事業の成否のカギは、何よりも最初の打ち出し角度にある」と説いています。

打ち出し角度とは、
その事業やサービスを最初に打ち出す際、
どの角度、どのコンセプト、どの視座で設定するか?
という初期設定(初期コンセプト)の大切さの事だと理解しています。


僕は、多くの起業家とスタートアップを見ていて
この打ち出し角度理論は、新規事業だけに当てはまるものではなく、
起業そのものにも当てはまると確信しました。


yosuke-lib.hatenablog.com

この記事でも言及しましたが
僕は、社長の最も大事な役割は構想力だと思っています。

事業においては
コンビニに出かけようとふらりと散歩したら、
気がついたら富士山の頂上に到達していた。

みたいな事は例外中の例外だと思っていて

高い目標を掲げ続けていたからこそ、ここまで高い山頂にたどり着いた。
最初に登ろうと計画していた山頂とはちょっと違うけど。


みたいなケースがほとんどだと思います。


もちろん、
出だしは角度が低くても

その後に、
社長・役員・メンバーが成長し
構想力も、角度も高まった結果として、
成功にたどり着く企業も多くあると思います。
(むしろ、そっちの方が実際は多いと思います)

ただ、残酷な事ではありますが、
最初の打ち出し角度によって
事業の成長スピードに圧倒的な差が生まれることは
紛れも無い事実だと思います。


要するに、
最初の打ち出しのタイミングから
どれだけの事業構想を描けるか?

僕は、実はこれが創業オーラの正体だと思っています。

と言うのも、
創業オーラって言い換えると

「この会社、この事業って
もしかしたら大きく成長するのでは?」
という未来への期待値だと思うからです。

特に根拠はいらないんです。

でも、ワクワクする構想(妄想?)と
ソレを、さも叶えそうな勢いで熱く語る創業者。

ここに初めて創業オーラが生まれて
スタートアップの魔法がかかるのだと思います。

要するに、
筋のよい打ち出し角度未来への期待値を生み、
未来への期待値こそが創業オーラを生み出す
のだと。


創業オーラをまとっている間、
創業者は非常にパワフルです。

周りからの応援も通常の数倍増しになります。

採用力も、通常の数倍増し。

組織の雰囲気、活性度も通常の数倍増し。

要するに、
事業を進める上での魔法の時間(ボーナスタイム)が待っているのです。

このボーナスタイムを獲得し、
その間に、その後の成長路線を作り切れたかどうか。

これが、
スタートアップフェーズで四苦八苦する企業と
そのフェーズを飛び越えて、飛躍を実現していく企業の
分かれ道では?と考えたのです。

ここまでが、1つ目の仮説です。


この仮説を念頭に入れていた僕は、
創業初期はボーナスタイムを生み出す事に最大注力していました。

そして、LiBを客観的に見た際に
ボーナスタイムに突入したと判断した後は

このボーナスタイム中に、
出来るだけ事業を前に進めることに注力しました。


僕個人の休暇なんて、ボーナスタイムが終わってからいつでも取れます。
健康的な生活習慣もボーナスタイムが終わってからでも整えられます。

でも企業においてのボーナスタイムは
そう何回もやってこない。


だからこそ、創業から今日までの1年と9ヶ月、
一気に、息を止めて走るがごとく突っ走ってきました。

そして、自分の持てる力を振り絞って
「人・資金・プロダクト」を急ピッチで揃えました。

これが、創業から今日までの
本音のところの感想です。

ーーーーーーーーーーー

では、
このボーナスタイム(魔法)はいつまで続くのでしょうか?

人によっては
創業から2年間が魔法だ、とも言います。
いや3年だ、と言う人もいます。

僕の考えは少し違います。

そして、
魔法が解けた時の反動(副作用)は、どのようなモノなのでしょうか?

ここに、僕が考える2つ目の仮説があります。


長くなったので、2つ目の仮説は後日のBlogで書きます。

では!