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LiBを創業して学んだ「社長の仕事(仮)」

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先日、12月22日に
創業前の第0回、去年創業期の第1回に続き、
第2回目のLiB忘年会を開催しました。
 
どうせ一度きりの人生なのだから
「仕事」も「遊び」も記憶に残るクオリティで
と考えているLiBらしく
 
数ヶ月前から念入りに準備して
創業したばかりの会社とは思えないぐらいの気合いの入りようで
忘年会を開催しました。
 
 

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船を借り、全員が正装し、マスクを被り、
当日は男性が女性をエスコートし、
 
船上ではバディとして連帯行動し、
すべての企画、クイズ、出し物にもバディと参加し、
相互理解を深める。
 
兎にも角にも、至る所にアイデアと工夫が満載で、
終止、徹底的に盛り上がった、
記憶に刻まれた忘年会になったと自負しています。
 
幹事チームを筆頭に、
僕も総監督として幹事チームに加わり、
全体の企画、演出、出し物コンテンツを考え、
当日は自分で司会もやり、、、と
 
どこぞの新人か?ぐらいに
気合いを入れて全社員をもてなしました。
 

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そして忘年会当日には
幹事チームにも内緒で、サプライズとして準備を進めていた
 
LiBの創業物語をまとめたスペシャルMovieを、
クリスマスと言う事で
社員にプレゼントしました。
 
LiBzPRIDE2015 & 創業物語スペシャルMovie
 ※期間限定で社外公開しますので、ぜひご覧ください。
 
 
このMovieも、
サプライズとして全員を驚かせたかったから
たった1名のメンバーだけに相談し、
 
そのメンバーの「手作り作品」として
1ヶ月以上の時間をかけて、素材を集め、編集し、
演出を考え、音楽を選び、、、と
 
コツコツ準備を進めてきました。
 
結果、何回見ても感動するクオリティのMovieが完成し、
当日、メンバーも涙してくれました。
 
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ちなみに、LiBでは毎年恒例の
全社員で行く夏合宿(LiSM〜リズム〜)というイベントがあります。
 

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これも僕自身が監督となって
企画し、運営し、司会もして、
誰よりも率先して全社員をもてなしている企画です。
 
なぜ社長の僕が、誰よりも率先して、
一見、業績とは関係のない社内イベントに
ここまでの時間と労力を費やすのか。
 
せっかくなので、
僕が考える「社長の仕事(仮)」というモノ
自分なりの経営思想として言語化しようと思います。
 
ちなみに(仮)をつけたのは
社長の仕事というのは、会社や組織のフェーズ・状態で
変化&進化していくモノだと思うので
 
また、事業内容やサービス内容によっても
社長の仕事は異なると思います。
 
よって、あくまでも
「今のフェーズにおけるLiB社長の仕事」
という意味で(仮)をつけました。
 
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僕は、社長の仕事とは
大きく以下の5つだと考えています。
 
①事業と会社の未来を描く「構想力」 
②構想を実現できる可能性を持った人物を集める「仲間集め」 
③集まった仲間が最大限パフォーマンスする「チーム&文化創り
④チームが事業を加速させていく為に必要な「資金集め」 
⑤お金と仲間と仕事が集まるための「話題集め(=信頼獲得)
 
それぞれ書きます。
 
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①事業と会社の未来を描く「構想力」 
 
事業とはつまるところ
「何を、誰と、どうやるか?」です。
 
この一番最初の「何を」の部分が、
構想力です。
 
そして構想力においては
 
どれだけワクワクする
「提供価値&インパクト」が描けるか、という
いわゆる【ロマンとソロバン】で言うロマンの部分と、
 
どれだけの事業規模&スケーラビリティ、
収益性、競合優位性を実現できるかという
【ロマンとソロバン】で言うソロバンの部分の
 
両方を美しく描ききれるかどうかが勝負になります。
 
ここを徹底的に考え続け、
練り続け、修正し続け、カイゼンし続け、
 
毎日少しでも少しでも、
描く未来の魅力を、ロマン&ソロバンの両観点ともに
広げて行く事が、社長の1つ目の仕事だと思っています。
 
事業においては
コンビニに出かけようとふらりと散歩したら、
気がついたら富士山の頂上に到達していた。
みたいな事は例外中の例外だと思っていて
 
高い目標を掲げ続けていたからこそ、ここまで高い山頂にたどり着いた。
最初に登ろうと計画していた山頂とはちょっと違うけど。
 
みたいなケースがほとんどだと思っています。
 
素晴らしい事業には、
練り続け、カイゼンされ続けた
素晴らしい構想が背景にあると思います。
 
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②構想を実現できる可能性を持った人物を集める「仲間集め」 
 
さて、せっかく描いた美しい構想も
実現しなければ、ただの絵に描いた餅です。
 
その構想に共感し、苦楽を共にしてでも
一緒に実現してくれる仲間が必要です。
 
そして、構想力が高い社長であればあるほど
その構想は、もはや妄想に近くなります。
 
その妄想とも言える絵に書いた餅を
実際に、現実の物と出来る人というのは
非常に優秀な業務力と、精神力と、人格力が求められます。
 
要するに、非常に優秀で高い給与で活躍している
Aクラス・Sクラスの選手になります。
 
そのAクラス、Sクラスの選手に
ビジネスとして当たるかどうかも分からない状態」で
実現できるかどうかも分からない妄想」に
大手と比べ見劣りする就労条件(時間と給与)」で
 
プライベートを犠牲にしてでも
コミットしてもらう必要があります。
 
でないと絵に描いた餅が、
本当の餅にはならないからです。
 
このように
冷静に考えれば「あり得ない」ような諸条件の中でも
 
妄想を現実に出来る実力を持った仲間を
集めてチームを組成できるかどうか、が
社長の大きな仕事なんだと思います。
 
ここでは、
社長の人格・思想・情熱・ビジョン、
全てが丸裸に問われる事になります。
 
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③集まった仲間が最大限パフォーマンスする「チーム&文化創り」
 
さて、心血を注いで
ようやく集まってもらった仲間も
 
ただ集めれば上手に活躍するほど
人間の組織と言う物は単純でも簡単でもありません
 
 僕の経営哲学の1つに
個人人格と、組織人格は分けて考える
というモノがあります。
 
簡単に言えば
 
性格が良くて明るいポジティブな人間を5人を集めても
5人が集まった会議やミーティングは
明るくポジティブになるとは限らないという事です。
 
僕は、個人については
基本、性善説の信用主義ベースですが
 
組織人格に対しては
きちんと手をかけて育て、
コントロールする必要があると思っています。
 
僕が素晴らしいな、と常々思う組織人格を持つ会社に
サイバーエージェントがありますが、
 
サイバーエージェントの組織人格における
(素直さ、真っ直ぐさ、熱量、スピード)といった素晴らしさは
もはや競合優位性と言っても良いと思います。
 
あのような素晴らしい組織人格は
決して、偶然の産物でも、結果論でもなく
 
間違いなく、
経営陣やマネージャーなどの
たゆまぬ努力と心血の賜物だと思います。
 
理想を掲げ、心血を注ぎ、
丁寧に、コツコツと、組織人格を育てること。
 
これも社長の大きな仕事だと思っています。
 
コレが無いと、
血反吐を吐く想いをして集めたチームも
 
結果、相乗効果を発揮した活躍ができずに
宝の持ち腐れとなります。
 
素晴らしいスター選手ばかりを口説いても
うまく機能させられなかったら試合に勝てないのは
野球もビジネスも一緒です。
 
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④チームが事業を加速させていく為に必要な「資金集め」 
 
これはシンプルですね。
 
少しでも事業の勝率が高まる意思決定をする為には
資金面がネックになって選択肢が減る、と言う事は
極力避けたい事態です。
 
もちろん無尽蔵な資金・時間などないので
限られたリソース(人・金・時間)という制約の中で、
 
出来る限り勝率の高い意思決定をくだす事が
社長の大事な仕事なのですが、
 
その制限を極力無くし、
そもそもにおいて、出来る限り広い選択肢の中から
意思決定が出来る状況を創り上げるのもの
社長の大切な仕事だと思います。
 
ここを理解している社長と、
理解しきれていない社長では
 
同じ経営というゲームにも関わらず
違うルールで戦っているような状態だと思います。
 
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⑤お金と仲間と仕事が集まるための「話題集め(=信頼獲得)」
 
これは社長をやらないと
実感値が持ちづらいかもしれませんが
 
お金も、人も、仕事も
全ては「信頼」によって引き寄せられてきます。
 
そして信頼とは
積み重ねてきた時間と実績に支えられた強固なモノから
 
大きな資金調達をした、とか
TVで取り上げられた、とか
話題の賞を受賞した、など
一時的で、非常にふわっとしたモノまで
 
ようするにピンキリです。
信頼とひとことに言っても、ピンからキリまであるんです。
 
でも会社に対する信頼があればあるほど
事業が有利に進むことは間違いないので
 
ピンでもキリでも構わないので
多種多様な信頼をかき集めること
社長の仕事だと思っています。
 
・目の前のお客様を大事に信頼を積み上げる
・良い仕事を積み重ね、良い口コミを生み続ける
といった積み上げ式のモノから
 
・話題の賞を受賞する
・Blogやインタビューなどで発信を続ける
・メディアでの好意的な露出を獲得する
といった一時的なモノまで
 
会社が前に進む為のモノなら
しのごの言わずに徹底的に集める。
 
それが、回り回って評判を生み、
結果として仲間や、お金、仕事を引き寄せます。
 
全ての引き寄せは偶然ではなく、努力の結果です。
 
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以上、僕が「社長の仕事」だと考えている
5つを長々と書きましたが、
 
ココまで書けば
なぜ僕が、冒頭に書いた会社イベントに
誰よりも率先して心血を注ぐのかを、
理解頂けるのではないかと。
 
熱量が高い組織を創ることが、
社長の仕事だからです。
 
チームワークの良い組織を創ることが、
社長の仕事だからです。
 
所属して誇らしい組織を創ることが、
社長の仕事だからです。
 
会社を楽しいと思ってもらうことが、
社長の仕事だからです。
 
入社して良かった、参加して良かったと思ってもらうことが
社長の仕事だからです。
 
明日からも頑張ろう、来年も頑張ろうと思ってもらうことが
社長の仕事だからです。
 
一事が万事なので
仕事も遊びも、全て真剣に取り組み
このレベルで取り組む事が、LiBクオリティなんだ!」と
 
下町ロケットの
「ロケット品質!佃プライド!」よろしく、
社内に自分たちが求める基準を示す事が、
社長の仕事だと思うのです。
 
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要するに、
 
勝手に良い組織は産まれないです。
 
気がついたらサイバーエージェントになっていた、
なんて事は間違ってもありえません。
 
優秀な人を引き寄せる文化も、雰囲気も、
集まった人の能力が120%発揮されるチームも
 
勝手に出来上がる事はなく、
心血を注いで育てて行く必要があります。
 
先に書いた①〜⑤のうち、
②と③にあたる部分において
 

社長の大事な仕事だと考え、

僕は、会社のイベントや思い出作りに心血を注いでいます。

 
そんな話でした。
 
つらつら好き放題書いてたら
想像以上に長くなったので、この辺りで。
 
このBlogの続編として
僕観点で①〜⑤の業務それぞれに
社長の時間配分のうち、
何%ずつ程度を割り当てて行くべきか?
という時間配分の優先順位と、
 

 社長という「悩みが尽きない仕事」における

悩みの優先順位という

 

2つを追記したいなーと思います。

 

時間があれば。。

(12月、そろそろ休みたい・・・><><><)

 

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