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社長の「役割」と「心意気」

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「優秀なエンジニアをまとめる時に、リーダーがやれることは一つだけ」Indeed出木場久征氏に聞く“この指止まれ”の変革術【特集:New Order】 - エンジニアtype


この記事、すごく共感しました。



「僕ができることは、彼らが最大限バリューを発揮できる環境を作ることだけ」(引用)


この記事では
スーツ組(非エンジニア)がリーダーとして
エンジニアチームをどうマネジメントするのか?
といった文脈で書かれていますが

エンジニア以外の全員に対して
同じ事が言えると思う。

ーーーーー

1人の力(マンパワー資金、信用)では
成し遂げられないコトに対し、

多くの人の力(マンパワー資金、信用)を借りて
実現するのが、株式会社という仕組みだ。

であれば、
その推進役である社長がすべきコトは2つだけ。

1.多くの力(人、金、信用)を集め

2.その力が、最大限バリューを発揮する環境創りにコミットする

この2つしか無い。


1.は具体的に
採用、キャッシュマネジメント(デット、エクイティ、管理)、IR&PR、

2.は具体的に
事業戦略立案、チームビルディング、文化&ルール&就労環境の整備

などに該当すると思う。




要するに

・お金に対し、必要以上の心配や、制限が無い状態を産み出し
・自分より各所において優秀な人材を仲間として迎え入れ
・会社の信用、期待値、評判を集めるような発信、言動、活動を心がけ

・メンバーの力が分散or無駄にならないように地図と道筋を描き(戦略)
・メンバーの努力が最大成果に繋がる仕組みを構築した後、最大努力を要請し(戦術)

・不必要な悩みやストレスが発生しないような環境整備を心がけ
・個人だけで戦うのではなく、チームで戦い、お互いが引き立て合うような文化を創り
・不要な努力を排除し、無自覚な怠惰を排除し
・会社の成果を、メンバーの成果として評価で返す

というゲームを、
毎日、各方面に目を配りながら調整する役目が
社長に求められる社内業務の役割だと思う。
(対社外ビジネスに置ける、自軍大将的役目は別要素が必要)

ーーーーーー

そして、上記のような「当たり前」の役割以外に

僕個人としては、
社長として忘れてはならない
役割、、というか心意気みたいなモノもあると思っている。


それは、
社員たちの幸せの辻褄を合わせること」だ。

例えば、弊社の社訓(LiBzVISION)の1つに
このような一節がある。

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共に人生を叶えよう。

「自分の人生を前に進めるために選んだ場所が、LiBであること。」
これがLiBメンバー全員の共通項です。
その決断を毎日の行動で正解にしよう。
そして自分の願いと人生を叶えよう。
共に支え合い、共に戦い、
お互いが人生の恩人同士になろうじゃないか。

ーーーーー


一生なのか、数年なのかはさておき、
少なくとも、1度きりしか無い人生において

然るべき時間を
自社へのコミットに決めてくれた社員に対して、

その決断の背景にある
夢や目標、手にしたい経験や実績など

彼ら彼女らが自社に来てくれた想い、目標に対し、
それが全て叶うか否かは
本人達の努力次第の部分が大きいし、
運やタイミングの要素も否定できないだろう。



でも、せめて。



せめて社長としては
最大の応援者であるべきなのでは?と思っています。

そして最悪その想いが完全には叶わないとしても
何かしらの形で「幸せの辻褄」を合わせてあげたい。





だからこそ、徹底して働きやすい環境を産み出し、
そして、時には無自覚な怠惰に対し、厳しくお尻を叩き、

叱咤、激励、鼓舞、
全てを総動員して、夢の実現の最大応援者であるべき。




それが、なんつーか
社長の業務的役割以外における
大事な心意気なんじゃないかなーとか。

まぁ、個人的な考えなので
甘っちょろいと言われたら、それまでなんだけどね。



なので、不景気や、厳しい状況が来ても
右往左往したり、動じないように

常日頃から、売上や目標数値、
利益額や利益率、そして小さな目標、KPIまで
全員で厳しく追求、追い求める筋肉質な組織を作り、

冬でも夏でも
あるべき姿から変わらない組織を実現したいものです。



言うは易し、行うは難しなんだけどね。