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【冒険のDNA】ホットペッパー創業期の社内公募の文章が神すぎる

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僕が新卒で入社したリクルートにおいて
一番長い時間を過ごした部署が、
まさに成長期真っ只中のホットペッパーでした。

毎月のように新しいエリアに新版が創刊され、
日々、至る所で【ギネス更新】という言葉が溢れていて
メキメキと音を立てるがごとく事業が成長していました。

そして、たった7年間で
売上500億、営業利益150億という数字を叩き出すまでに成長し
おばけ事業となったホットペッパーの成功は
リクルート全社においても徹底的に分析され
他事業部へと、そのノウハウが横展開されることになりました。

今振り返ると、
その当時のホットペッパーには
まさに伝説とも言える奇跡的な時間が流れていたと思います。

そんなホットペッパーの創業期において
社内で挑戦者を募集する社内公募の文章があったのですが、
この文章が、今まで見たこと無いぐらい神がかっていて

それを先輩がシェアしていたので
ここでも紹介したいと思います。

いま読み返しても、心が揺さぶられます。。

そして、この文章に書いてあることに噓偽りは一つもなく、
書いてある通りの経験を積ませて頂きました。

あの時期、あのタイミングのホットペッパーに関わる事ができて
事業の圧倒的な成長や、成長が生む歪みやカオス、
そして個人ではなく「チームで勝つ」という成功体験を詰ませて頂けた事は
僕のキャリア人生においても、指折りの幸運だったと思っています。

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【冒険のDNA】

「サラリーマンをそろそろ辞めたいと思っている人」を求めます。

リクルートを辞めて一旗あげようと考えている創造力持った志の高い人いませんか?
そんな方に「商売」「事業戦略」「キャッシュフロー」「リスクを負った意志決定」「組織マネジメント」を学べる機会を用意してお待ちしています。

リクルートは営業には強いが事業には弱い、P/Lには強いがB/Sには弱い、目標達成は知っているが資金繰りは知らない、金を稼ぐのは上手いが使うのは下手、一人で仕事をするのは得意だが組織を動かすのは苦手な人が多いように思います。

ホットペッパーを全国100版展開し事業を新たに創造しようとしています。現在で30版、直近1年間で56版、そして加速度をつけて100版を日本全国の主要都市で出してゆきます。リクルート史上初めての日本全国展開です。

ここには版元長としてまた事業スタッフとして、投資とリターンをベースにキャッシュフローを机上の空論ではなく怖いぐらいリアルに体感できる機会があります。しかも、三ヵ年で200億円の事業を一気に創り上げるという凄いスケールを、凄いスピードで……。

一つの事業が生まれてゆく姿を見て、感じて、参加できるチャンスです。本気で一緒に感じてみませんか?

きっと、無から有を創り出す面白さ、リスクを冒しながら挑戦してゆくドキドキさ、カオスの中での不安定さからくる怖さ、夢を描きながらみんなと力を合わせてゆく楽しさを満喫できるはずです。

その報酬として、あなたは事業家としての知識・スキルを磨けて市場価値を高めることも自分で商売をするときの模擬体験をすることもできます。

そして、あなたが手にする資質は正しい勇気(正しい判断に基づく決断力)です。

私たちが夢に描いているのはニューヨークのように「クーポンのある生活」を世の中に提案し「クーポン文化を日本に根付かせる」ことです。

いつか時が流れて振り返ったときに、「この社会現象を創り出したのは俺たちなんだ!」と誇れる仕事をしたいと思っています

求めるタイプは商売が好きな人、博打に強い人、数字に強い人、スピードが大好きな人、発想がユニークな人、そしてなによりも、冒険のDNAを持った人です。この事業に関わることで、私たちは「自分で考え、決め、動く人間に成る」を目指しています。きっとあなたもここで新しい自分を発見できるはずです。

眠っているあなたの勇気を今こそ目覚めさせてください。

守りに強いだけの人は、あと3年後に応募してください。
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このストーリーの詳細を知りたい方は以下の本を読むと全て分かります。

Hot Pepperミラクル・ストーリー―リクルート式「楽しい事業」のつくり方

この本は、僕がホットペッパー関係者という事も差し引いても
僕が今まで読んだビジネス本の中でも最高傑作だと思います。

リクルートの強さの秘密が全て載っているので
いつかリクルートから廃盤指定されるんじゃないかと思いますが。。

【社員インタビュー】自分の人生を、自分の意志で前に進む

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LiBでは、定期的にメンバーひとりひとりにフォーカスした
インタビューを掲載しており、

(手前味噌な社長バカながら)
どのインタビューも、本当に素敵な内容ばかりなので
僕のBlogでも紹介させて頂こうと思います。

過去のインタビューはここに丸っと収めてあります。

www.wantedly.com

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1人目のピックアップは
LiBのリクルーティングパートナー(企業の採用支援チーム)として
活躍してくれている小川 美穂 (Miho Ogawa)のインタビューです。

www.wantedly.com


派遣スタッフとしてリクルートで
アシスタント業務に勤しんでいた彼女がLiBを受験してくれたのは、
ちょうど1年前ぐらい、2015年も終わりに近づく頃だったと記憶してます。


「周りの人を笑顔にできるアシスタントという仕事にもやりがいを感じている」

「でも自分の可能性に蓋をしたくない。もっと成長できる環境に身を置いて挑戦してみたい」

「営業に挑戦してみたい。アシスタントとしてではなく、自分が直接クライアントに価値貢献することに挑戦してみたい」


そんな想いを真っ直ぐぶつけて来てくれた彼女を見て
「こうやって’自分の人生を自分の意志で叶える為に、
一歩でも前に進もうとしている人’をひとりでも増やしたくて、
この事業・このテーマを選んだんだよな、俺は」

と、自分の創業の初心を思い出させてもらった事を鮮明に憶えています。

僕は「意思のある人生」という言葉がとても好きです。

だれだっていつか死ぬわけで、
たった1度の人生を自分が主役で生きています。

人生は願い通りに行かないコトの方が多いけど、
それでも「こうありたい」と言う意思を持って、
そして一歩ずつでも前に進んで行く人生は、僕は美しいと思います。


それが叶うかどうかは、本人の努力にも寄るし、運の部分も大きいと思います。

でも叶うかどうかという「結果」以上に、
叶う為に前に進んでいる日々自体こそが大切なのではないだろうか?

結果が平等になる世界は難しいかもしれないけど、
挑戦する「機会」だけでも、性差や年齢に関係なく平等にある世界の方が、
もっと活き活きした人が増えるんじゃないだろうか?

そんなLiB創業の想いを、まさに地で行く彼女と
一緒に同じ船に乗って挑戦できる日々は、やっぱり楽しいし誇らしいです。

※LiBに少しでも興味がある方は
ぜひこちらから覗いてみてください。

プロジェクトキャスティング | 株式会社LiB[リブ]

僕や社員と、軽くお茶やランチも大歓迎です!^^

「時代を創るモノサシ」について

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2016年10月26日に、世界経済フォーラム(WEF)が、
世界の国々の男女格差(ジェンダー・ギャップ指数)を発表しました。

これは、男女平等の度合いを数値化し、順位を決めるものです。

今回の発表において日本のジェンダー・ギャップは
主要7カ国(G7)の中では最下位の111位

前年の101位より順位を下げています。
詳細は以下となっています。

・総合順位/111位
経済活動への参加と機会/118位
・教育/76位
・健康と生存率/40位
・政治への参加/103位


これを見てもわかるように
総合順位を一番押し下げているのは「経済活動」の部分です。

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男女が性差なく活躍できる社会の実現を掲げる
我々LiBとしては、とても考えさせられる発表でした。

素直に「悔しいな」という想いと、
一方で「だからこそ、やる意味があるな」と。

こういったランキングの発表は功罪あるかと思いますが
あるテーマに対しフォーカスを当てることにより問題喚起をする
という意味で、僕は基本賛成です。

なんとなく日本は女性活躍の後進国だ、と言われるより
ランキングにおいて先進国で最下位である」と言われた方が
よほど問題の深刻さもメッセージされると思います。

実際に、僕がLiBを起業したタイミングでも
この指数の低さが脳裏にありました。

一方でデメリットもあると思います。

このランキングだけを摘んで見たら
多くの女性や若者は、落胆と言うか絶望感すら感じると思います。

ただし、これらをランキングは
あくまで「現状の結果」でしかありません。
決して未来を予想する物でも約束する物でもない。

要するに、このような直視したく無い
不都合な真実と直面した時に、
「どう向き合うのか?」という姿勢が問われるのだと思います。

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今日もたまたまつけたTVで
このランキングを扱うニュースコメンテーターが
「非常に残念な結果です。国や企業にもより一層の努力を期待したいですね」
と、他人事なコメントをしていましたが、

これらの現状を、外野として避難したり、
ただ落胆や絶望を感じるだけなら、
これらのランキングは何の意味も成さないと思います。

現状の事実を受け止め、
「あくまで現時点の結果。未来は変えられる。」と信じ、
前を向いて改善して行く際のモノサシとして捉えて初めて、
このようなランキングは意味を成して来るのではないでしょうか。

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日本は世界でも類を見ない少子高齢化に陥ってしまった国です。

これから出産→子供が増えて
いびつな人口構成が是正される事を願っていますが、

その前に、まずは今から間違い無く訪れる
大介護時代を、少ない労働人口で乗り切らなければならない事は
もう避けられない未来です。

今は、確かに世界から見れば
「男女格差」が強い、偏った国なのかもしれませんが、
じゃあそのままで良いのか?と言えば、そんな訳ない。

今となっては歴史上の事に思えますが、
日本には、選挙権においても男女格差があった時代がありました。

高校進学、大学進学という局面においても
大きく男女差が残っていた時代は、つい最近のことです。

それら選挙権や、進学という面においては
先人たちの世代が努力の結果、
男女格差を大きく解消してくれました。

経済の問題も、僕たちの世代でケリをつけて
いつの日か、僕たちの子供の世代には
「日本って昔は男女でキャリアに差があったの?」と
聞かれるような状況に変えたいと思っています。

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要するに、未来はただ待つ物でもなく、勝手にやって来る物でもなく、
理想とする形を引き寄せる(実現する)」ものだと思うのです。

「願うべき未来を引き寄せる」
その為にも、向かう方向は「こっちだ!」と光を当てたい。

そんな想いで、僕たちがForbesJAPANと企画した
この日本において活躍する女性個人と、
女性が活躍する企業を表彰する
「JAPAN WOMEN AWARD」の一次審査が終了し、
先日から最終選考の一貫として一般投票がスタートしています。

women-award.jp


見て頂くと分かりますが、
日本の名だたる大企業から、中小のベンチャーまで
本当に多くの企業が参画してくださいました。

その数は、なんと1000社を超えています。

この数は、類似する女性フォーカス系のランキングと比べても
圧倒的な規模数です。
間違い無く、国内No1規模のアワードとなりました。

さらには、今回のテーマは
「女性にとっての働きやすさ」に軸を置いた物ではありません。

「働きやすさ」という表現に、
どうしても「女性を男性と分けて考える」という
違和感というか、性差を感じていたので

今回は、働きやすさを軸に置くのではなく
活躍」という言葉に想いを込めました。

単に働きやすい会社ではなく、
実際に女性が男性に負けじと活躍している企業、
そして、活躍している個人のそれぞれに光を当てることで
「目指す未来はこっちだ」とメッセージしたい。

これが、今回のアワードの意義です。

また、女性活躍のモノサシと言えば
すぐに女性管理職比率や、女性役員比率が取りざたされる現状にも
一石を投じたく、今回はそこに限らない選考を意図しています。

実際に、企業において活躍している女性は
何も役員/管理職ばかりではありません。

現場でプレイヤーとして、そしてプロフェッショナルとして
活躍している女性たちは、数多く存在します。

そんな現場で活躍する女性ひとりひとりと、
それらを推進する努力を続けている企業の両方に対し、

スポットライトとモノサシを提供することで
この流れを加速させる役割としてAwardを育てて行きたいと思っています。

今、現在においては、
先進国で最低ランクの日本において発表しているこのアワードですが、

いつの日か日本が、
世界で最も男女のフェアな活躍が進むロールモデルとなった時、
このアワードが、大きな意味を成している事を願っています。

投票は11月30日まで、ですので
ぜひ皆さん、応援したい企業への応募をよろしくお願いします。

JAPAN WOMEN AWARD 2016 | Forbes主催の日本最大規模の活躍女性&企業表彰アワード

日本最大級の女性アワード「JAPAN WOMEN AWARD」を開催します。

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LiBにとって社運を賭けて・・と言っても過言ではない
2016年最大のイベント企画です。

この度、Forbes JAPANへLiBが協力する形で
1000人の企業人事/キャリア女性が選ぶという
日本最大規模の女性アワード
「JAPAN WOMEN AWARD」を開催致します。

forbesjapan.com

このアワードはForbes JAPANが
日本の企業で自ら道を切り拓き活躍している女性、
またそんな意欲のある女性が働きやすい環境づくりを
積極的に行っている企業を表彰するアワードとして発足します。

内容としては
国内企業1,000社の人事担当者、
役員および企業で働くキャリア女性1,000人にアンケートを実施し、
女性が働く環境についての実態調査致します。

※企業様へは、Forbes JAPANからアンケートのご案内をお送りいたします。
企業部門エントリー開始のお知らせを受け取りたい方は
以下URLからご登録をお願いします。
bit.ly

そして、アンケート結果によって選ばれた企業と個人の中から、
ウェブ上の一般投票と、
評議員の審査を経て受賞者を決定します。

アワードの発表イベントは12月に実施予定です。
大きな会場を借りて、盛大に祝いたいと思っています。

またランクインされた受賞企業については
12月発売号のForbesJAPANにて大々的に取り上げて頂く予定です。

今女性がもっとも輝ける企業はどこなのか、
もっとも輝いているキャリア女性は誰なのか。

このアワードが、
日本の女性の活躍と、企業における女性活躍を
推進することを心より願い、実施まで進めて行こうと思います。

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【実施概要(予定)】

■企業部門
社員数別ランキング
部門別ランキング
(女性積極活躍応援部門、女性リーダー輩出ランキング、ライフキャリア支援ランキング、女性に対するプレゼンスランキング)

■個人部門
総合ランキング
部門別ランキング 部門別ランキング
(セールス&マーケティング、クリエイター、エンジニア、リーダー、今年の顔)

<選考方法>
1次選考:企業部門・個人部門エントリー審査(2016年8月開始予定)
2次選考:ウェブでの一般投票
3次選考:評議員審査

<エントリー条件>
企業部門:国内の上場企業、非上場企業のうち、従業員が25名以上であり、女性社員が1名以上在籍すること。
個人部門:上記企業で働く女性。自薦、他薦は問いません。

<企業部門・個人部門エントリー方法>
企業様へは、Forbes JAPANからアンケートのご案内をお送りいたします。 ※企業部門エントリー開始のお知らせを受け取りたい方は以下URLからご登録をお願いします。
JAPAN WOMEN AWARD 2016 エントリー情報送付受付フォーム

<受賞企業・受賞者の発表>
2016年12月(予定)に開催する表彰イベント、「Forbes JAPAN」2016年12月25日発売号、およびForbes JAPANウェブサイトにて発表いたします。

「家族とキャリア」どちらも諦めない働き方、創りました!

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「働きたいけれど育児や介護などで、フルタイム勤務は現実的に難しい・・」
「でも単なる事務作業ではなく、もっと裁量ややりがいを持って働きたい」

LiBを創業してから、こんな声を多くのママさんから聞いてきました。
確かに難しい問題ですよね。

正社員の総合職として、裁量の大きい仕事を持とうとすると
どうしても家族や育児などの問題で、時間と場所に制約が生じる。

でも一方で、せっかく色んな経験を通じて磨いて来たキャリアが活かせず、
ある日突然に単純作業や、簡易作業だけ押し付けられて
どうしてもやりがいを感じられない。

そして、一度レールから離脱してしまうと
再び総合職でバリバリとキャリアを積む事に
腰が引けてしまう、勘や自信を失ってしまう。

これらの日本中で良く起きているシーンが、
どれだけの優秀な働き手と、未来を喪失しているんだろう。

そんな想いから
LiBでは、まずは自分たちから
そんな想いを打破できるような働き方を
自社で生み出したいと願ってきました。

その想いが叶い、こうして1つの職種(働き方)を
リリースできる流れとなりました。

それが、今回発表する
「キャリアフレックス制度」です。

ブランクがあってももう一度活躍したい!リキャリア構築を目指す女性を支援する LiBキャリアフレックス制度開始 | 株式会社LiB[リブ]

詳しくはこちらのリリースにも掲載しておりますが、
「時間/場所/ブランクの制約に負けずに活躍したい」と願う方々に向けて
リキャリア構築を目指す女性を支援する新しい職制として
「キャリアフレックス社員」という新しい職制を開発し、
柔軟な働き方への挑戦をより加速していくことになりました。


1. ライフワークバランス調整型:
働きたいけれど育児や介護などで週3日だけしか出勤できない、勤務の半分をリモートワークにしたい、就業時間を16時迄にしたいなど時間と場所の制約がある方でも就業できます。

2. キャリアブランクからの復帰型:
子育てや資格取得などの理由で「オフィスで働く」ことに数年間ブランクのある方でも、復帰のステップとして活用可能です。

3. 正社員登用に向けたキャリアアップ型:
これまで派遣社員やアルバイトとしてキャリアを積んできた方も正社員登用へ挑戦できます。


直近では営業サポート職、
クライアントサクセス領域のポジションで若干名を募集します。

ご興味ある方がいらっしゃいましたら、
以下のWantedlyから応募ください。

家族と向き合う事と仕事でのやりがい、
どちらも諦めない方からの応募をお待ちしています!

www.wantedly.com

強い組織の「隠れキーマン」について

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経営者の中にはプロダクト思考の人や、ファイナンス思考の人など
色んなタイプがいるが、僕は圧倒的に「組織思考」の経営者だ。

美しいとさえ表現できるほどの組織/カルチャーを創る事が
何よりクリエイティブだと思っている。

そんな組織オタクの僕が、
今までリクルート、トレンダーズ、LiBと
自分でも3つの会社を渡り歩き、

一方で、自社内のみならず
営業としてクライアント組織を見たり
経営者としても勉強がてら沢山の組織をみてきた中で
強い組織には共通して「ある存在」が居る事に気がついた。

そんな話。

ーーーーーーーーー

乱暴に分けると、組織には
「①決めるコトに責任を持つ人」
「②実行に責任を持つ人」がいる。
(小規模組織の場合、それを兼務しているケースが多い)

①の「決めるコトに責任を持つ人」というのは
いわゆる役員や、事業責任者、マネージャーといった人たちだ。

具体的には
・会社や事業の方向性
・効率よく勝つための戦略・戦術・兵站の立案
・その実行に向けたメンバーミッション設定と、評価

あたりを決めるのが仕事。

この部分のセンスが悪いと
「全員で非効率な事を一生懸命がんばる」みたいな
まさにザルで水をすくう残念な状態になるので
「決めるコト」が重要である事には疑いの余地もない訳ですが

僕は、本当に強い組織というのは
②の「実行する人」にキーマンがいるかどうかだと思っています。


どれだけ筋の良い戦略を描いても
実行されなければ意味がないし、
素晴らしい戦略にも必ず修正は必要となります。

必ず修正が必要になるのであれば、
ある程度、粗い戦略でも「実行」する中で
磨いて行ける組織の方がよっぽど強いです。

今日は、そんな強い組織を創りだす
陰のキーマンの存在について言語化したい。

ーーーーーーー

世に溢れる成功事例や、書籍、インタビューなんかを見ると、
どうしても経営者とか、事業責任者とか、
「決める人」にスポットライトが当たりがちです。

でも、当たり前ですが
どんな立派な戦略を立てようが、
実行が甘ければ絵に書いた餅になります。

実際のビジネスの現場では
この「立派な餅を描くところ」まではギリギリ行けても
兎にも角にも実行が弱い組織が多いと感じています。


そして、さらにこの手の話が難しい所は
実行が弱い組織はじゃあ皆がサボっているのか?というと、そうでも無い。

ちゃんと、みんな自分なりには努力して、
きちんと決めたKPIを報告してPDCA回して・・って
ある程度はやってるんです。
(逆に言えば、とことんサボり尽くしている会社も見たコト無い)

この「自分なりに」って部分と、
「決めたKPIを報告して」って部分が実はやっかいで、

それぞれのメンバーが「自分なり」に努力している組織は
例外無く弱いです。

強い組織は「自分なり」に頑張らせるのではなくて
組織が求める「基準」に沿って頑張らせる必要があります。

受験で言えば、
自分なりに「1日数時間、気が向いたら勉強をする」のではなく
進学塾で言えば「1日8時間を基準勉学として強要する」といった具合に。

そして、本来KPI管理も同じ。

徹底的にやりきって出て来た数値こそが必要。
実行が弱いKPIは、ミスリーディングするだけで意味がない。

「100人の女子をナンパしたら、何人とLINE交換できるか?」を計る際に
適当モードで声をかけた100人と、
本気で声をかけた100人で、結果は異なる。

その中途半端な状態のKPIをクルクル回しても
単に数字遊びしているだけで、実は事業は前に進んでいない。

さらにやっかいなのが
「自分なり」に頑張って
「KPIをPDCA」している組織と個人には罪悪感がない

良かれと思ってやっている分、
ココが厄介な落とし穴だったりします。

ーーーーーーーーー

じゃあ逆に、強い組織はどうか?

上に書いた
「基準」を自分の行動によって底上げし、
PDCAを全力で回して事業推進を実現する
「実行力」を引き上げる隠れたキーマン
が存在します。

僕が在籍した古巣の会社では、
この隠れキーマンの存在を「ゼロワン」と呼んでいました。
(今もゼロワンって使うのかな?)

ゼロワンは
事業部長やマネージャーと言った肩書きのつく「役職」ではなく、
あくまで組織における「役割」なので、外から見ていて目立ちません。

この陰のキーマンとも呼ぶべき存在について
その役割定義を言語化します。

※ちなみにLiBではもう少し分かりやすく
この存在を「チームリーダー」という名称で呼んでいます。
ーーーーーーー

「ゼロワンの役割とは何か?」

それは、実行側のリーダーとして
以下3つの役割を全うする存在の事を指します。

①率先垂範による成果創出によって、戦略の正当性を証明する存在

ゼロワンは「決めるコトに責任を持つ人」ではありません。
あくまで「実行」に責任を持つ人です。

よって、戦略立案に意見を出したりと貢献こそあれ、
大前提は「戦略立案には関わらない人」です。

では、どこにこだわるのか?
それは、

役員やマネジャーが打ち立てた戦略を
自らが率先垂範し成果創出する事によって、戦略の正当性を証明する存在

これに尽きます。

戦略が立案された背景を誰よりも理解し、
不確定要素や、曖昧な部分があったとしても
四の五の言わずに誰よりも強力な率先垂範によってチームを引っ張る存在。

そして、率先垂範による成果創出によって
戦略の正当性を数値で証明してみせる存在。
(ほら!この戦略で成果でるでしょ!みたいな)

この存在は、戦略を決めるマネージャーにとって
最強のパートナーとなります。


②率先垂範によって体得した技術/ノウハウをチームに還元し、
組織全体の「基準」を引き上げる存在

誰よりも迅速かつ強力に戦略を率先垂範する事によって
ゼロワンは多くの場合「チームNo1プレイヤー」になります。

その率先垂範によってNo1プレイヤーとなり
体得した技術/ノウハウを自分だけのモノとせずに、
組織全体の「基準」とする事でチームの底上げに貢献する。

そして、自分が体得した知識/経験を整理し、
他人に教える事でゼロワン自身も成長する。

このサイクルを生み出す事が
ゼロワンにとって2つ目の役割です。


③チームにおける「関係性の質」を向上させる存在

自分の発言や行動、相手への関わり方によって、
チームにおける

・自分とメンバーの関係性
・メンバー同士の関係性
・先輩と後輩の関係性
・上司と部下の関係性

といった様々な関係性の質を向上させるのもゼロワンの役割です。

要するに、
まずは自分自身がチームメンバーの事を深く理解し、
さらに、メンバー同士が互いに理解し合う場や会話を発生させ、
互いの絆を深める役割を担う存在
です。

優秀なゼロワンが居るチームは
チームの絆や一枚岩感がグッと引き上がります。

自身による率先垂範と成果創出によって
メンバーからのリスペクト(関係性の質)が無いゼロワンは

「何でもMgrの言うことハイハイ聞きやがって、お前は犬か!」
みたいになるのですが、

関係性の質を担保できているゼロワンは
チームを力強く引っ張る事ができます。

ーーーーーー

以上、①〜③についてゼロワンの役割を書きましたが、
分かりやすいように例を書くと
理想とするゼロワンが存在するチーム以下のような感じです。

意思決定者「コレでいくぞ!」

ゼロワン「グダグダ言わずにやるといったらやるんだ!行くぞ!」

まずは自分が率先垂範

メンバー「よっしゃ、負けないようについていくぞ!」
(関係性の質 & 成果によるゼロワンへのリスペクト)

結果、本気のKPIが見えてくる

PDCA

戦略転換、事業推進

アホみたいに単純化した流れですがw
実際にこんな感じの事が起きます。

このような、桁外れの実行力を組織にもたらす
実行側のリーダー = ゼロワン」が居るか居ないか、が
多くの組織にとって、運命の分かれ道だと思っています。

強いゼロワンがいるチームは、
強いマネージャーが居るチームより、強かったりします。


ちなみに、ゼロワン設置を検討されたい方向けに
コツも書いておくと、

ゼロワンは戦略立案に関わらない分、
限定したミッションに集中する事を可能した点が運営の鍵です。
(集中するミッションというのが上記①〜③です)

要するに①〜③以外の役割を振らない事で
「邪魔しない、よそ見させない」というのが大事です。

このミッションを限定的に「行動」にフォーカスした存在こそが
ゼロワンというポジションの巧みさであり、存在価値なのです。


逆にダメな組織は
ゼロワンのような役割を全うする存在がおらず、
どのポジションのメンバーも
中途半端に「考えるコトにこだわっている」状態です。
(考える方が実行するより偉い/関わりたい、と思っている)

LiBのチームリーダーたちにも
自分たちの率先垂範によってチームを勝利に導くような
力強い存在になってくれる事を期待しています。

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yosuke-lib.hatenablog.com

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落選のご連絡は差し上げておりませんので
当選された方にのみ、ご連絡させて頂く形でご了承ください。