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強い組織の「隠れキーマン」について

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経営者の中にはプロダクト思考の人や、ファイナンス思考の人など
色んなタイプがいるが、僕は圧倒的に「組織思考」の経営者だ。

美しいとさえ表現できるほどの組織/カルチャーを創る事が
何よりクリエイティブだと思っている。

そんな組織オタクの僕が、
今までリクルート、トレンダーズ、LiBと
自分でも3つの会社を渡り歩き、

一方で、自社内のみならず
営業としてクライアント組織を見たり
経営者としても勉強がてら沢山の組織をみてきた中で
強い組織には共通して「ある存在」が居る事に気がついた。

そんな話。

ーーーーーーーーー

乱暴に分けると、組織には
「①決めるコトに責任を持つ人」
「②実行に責任を持つ人」がいる。
(小規模組織の場合、それを兼務しているケースが多い)

①の「決めるコトに責任を持つ人」というのは
いわゆる役員や、事業責任者、マネージャーといった人たちだ。

具体的には
・会社や事業の方向性
・効率よく勝つための戦略・戦術・兵站の立案
・その実行に向けたメンバーミッション設定と、評価

あたりを決めるのが仕事。

この部分のセンスが悪いと
「全員で非効率な事を一生懸命がんばる」みたいな
まさにザルで水をすくう残念な状態になるので
「決めるコト」が重要である事には疑いの余地もない訳ですが

僕は、本当に強い組織というのは
②の「実行する人」にキーマンがいるかどうかだと思っています。


どれだけ筋の良い戦略を描いても
実行されなければ意味がないし、
素晴らしい戦略にも必ず修正は必要となります。

必ず修正が必要になるのであれば、
ある程度、粗い戦略でも「実行」する中で
磨いて行ける組織の方がよっぽど強いです。

今日は、そんな強い組織を創りだす
陰のキーマンの存在について言語化したい。

ーーーーーーー

世に溢れる成功事例や、書籍、インタビューなんかを見ると、
どうしても経営者とか、事業責任者とか、
「決める人」にスポットライトが当たりがちです。

でも、当たり前ですが
どんな立派な戦略を立てようが、
実行が甘ければ絵に書いた餅になります。

実際のビジネスの現場では
この「立派な餅を描くところ」まではギリギリ行けても
兎にも角にも実行が弱い組織が多いと感じています。


そして、さらにこの手の話が難しい所は
実行が弱い組織はじゃあ皆がサボっているのか?というと、そうでも無い。

ちゃんと、みんな自分なりには努力して、
きちんと決めたKPIを報告してPDCA回して・・って
ある程度はやってるんです。
(逆に言えば、とことんサボり尽くしている会社も見たコト無い)

この「自分なりに」って部分と、
「決めたKPIを報告して」って部分が実はやっかいで、

それぞれのメンバーが「自分なり」に努力している組織は
例外無く弱いです。

強い組織は「自分なり」に頑張らせるのではなくて
組織が求める「基準」に沿って頑張らせる必要があります。

受験で言えば、
自分なりに「1日数時間、気が向いたら勉強をする」のではなく
進学塾で言えば「1日8時間を基準勉学として強要する」といった具合に。

そして、本来KPI管理も同じ。

徹底的にやりきって出て来た数値こそが必要。
実行が弱いKPIは、ミスリーディングするだけで意味がない。

「100人の女子をナンパしたら、何人とLINE交換できるか?」を計る際に
適当モードで声をかけた100人と、
本気で声をかけた100人で、結果は異なる。

その中途半端な状態のKPIをクルクル回しても
単に数字遊びしているだけで、実は事業は前に進んでいない。

さらにやっかいなのが
「自分なり」に頑張って
「KPIをPDCA」している組織と個人には罪悪感がない

良かれと思ってやっている分、
ココが厄介な落とし穴だったりします。

ーーーーーーーーー

じゃあ逆に、強い組織はどうか?

上に書いた
「基準」を自分の行動によって底上げし、
PDCAを全力で回して事業推進を実現する
「実行力」を引き上げる隠れたキーマン
が存在します。

僕が在籍した古巣の会社では、
この隠れキーマンの存在を「ゼロワン」と呼んでいました。
(今もゼロワンって使うのかな?)

ゼロワンは
事業部長やマネージャーと言った肩書きのつく「役職」ではなく、
あくまで組織における「役割」なので、外から見ていて目立ちません。

この陰のキーマンとも呼ぶべき存在について
その役割定義を言語化します。

※ちなみにLiBではもう少し分かりやすく
この存在を「チームリーダー」という名称で呼んでいます。
ーーーーーーー

「ゼロワンの役割とは何か?」

それは、実行側のリーダーとして
以下3つの役割を全うする存在の事を指します。

①率先垂範による成果創出によって、戦略の正当性を証明する存在

ゼロワンは「決めるコトに責任を持つ人」ではありません。
あくまで「実行」に責任を持つ人です。

よって、戦略立案に意見を出したりと貢献こそあれ、
大前提は「戦略立案には関わらない人」です。

では、どこにこだわるのか?
それは、

役員やマネジャーが打ち立てた戦略を
自らが率先垂範し成果創出する事によって、戦略の正当性を証明する存在

これに尽きます。

戦略が立案された背景を誰よりも理解し、
不確定要素や、曖昧な部分があったとしても
四の五の言わずに誰よりも強力な率先垂範によってチームを引っ張る存在。

そして、率先垂範による成果創出によって
戦略の正当性を数値で証明してみせる存在。
(ほら!この戦略で成果でるでしょ!みたいな)

この存在は、戦略を決めるマネージャーにとって
最強のパートナーとなります。


②率先垂範によって体得した技術/ノウハウをチームに還元し、
組織全体の「基準」を引き上げる存在

誰よりも迅速かつ強力に戦略を率先垂範する事によって
ゼロワンは多くの場合「チームNo1プレイヤー」になります。

その率先垂範によってNo1プレイヤーとなり
体得した技術/ノウハウを自分だけのモノとせずに、
組織全体の「基準」とする事でチームの底上げに貢献する。

そして、自分が体得した知識/経験を整理し、
他人に教える事でゼロワン自身も成長する。

このサイクルを生み出す事が
ゼロワンにとって2つ目の役割です。


③チームにおける「関係性の質」を向上させる存在

自分の発言や行動、相手への関わり方によって、
チームにおける

・自分とメンバーの関係性
・メンバー同士の関係性
・先輩と後輩の関係性
・上司と部下の関係性

といった様々な関係性の質を向上させるのもゼロワンの役割です。

要するに、
まずは自分自身がチームメンバーの事を深く理解し、
さらに、メンバー同士が互いに理解し合う場や会話を発生させ、
互いの絆を深める役割を担う存在
です。

優秀なゼロワンが居るチームは
チームの絆や一枚岩感がグッと引き上がります。

自身による率先垂範と成果創出によって
メンバーからのリスペクト(関係性の質)が無いゼロワンは

「何でもMgrの言うことハイハイ聞きやがって、お前は犬か!」
みたいになるのですが、

関係性の質を担保できているゼロワンは
チームを力強く引っ張る事ができます。

ーーーーーー

以上、①〜③についてゼロワンの役割を書きましたが、
分かりやすいように例を書くと
理想とするゼロワンが存在するチーム以下のような感じです。

意思決定者「コレでいくぞ!」

ゼロワン「グダグダ言わずにやるといったらやるんだ!行くぞ!」

まずは自分が率先垂範

メンバー「よっしゃ、負けないようについていくぞ!」
(関係性の質 & 成果によるゼロワンへのリスペクト)

結果、本気のKPIが見えてくる

PDCA

戦略転換、事業推進

アホみたいに単純化した流れですがw
実際にこんな感じの事が起きます。

このような、桁外れの実行力を組織にもたらす
実行側のリーダー = ゼロワン」が居るか居ないか、が
多くの組織にとって、運命の分かれ道だと思っています。

強いゼロワンがいるチームは、
強いマネージャーが居るチームより、強かったりします。


ちなみに、ゼロワン設置を検討されたい方向けに
コツも書いておくと、

ゼロワンは戦略立案に関わらない分、
限定したミッションに集中する事を可能した点が運営の鍵です。
(集中するミッションというのが上記①〜③です)

要するに①〜③以外の役割を振らない事で
「邪魔しない、よそ見させない」というのが大事です。

このミッションを限定的に「行動」にフォーカスした存在こそが
ゼロワンというポジションの巧みさであり、存在価値なのです。


逆にダメな組織は
ゼロワンのような役割を全うする存在がおらず、
どのポジションのメンバーも
中途半端に「考えるコトにこだわっている」状態です。
(考える方が実行するより偉い/関わりたい、と思っている)

LiBのチームリーダーたちにも
自分たちの率先垂範によってチームを勝利に導くような
力強い存在になってくれる事を期待しています。

【無料】新サービスLiBCome(リブカム)の体験レポーターやりませんか?

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yosuke-lib.hatenablog.com

先日、LiBの新サービスとしてローンチした
ライフキャリアカウンセリングサービス「リブカム」にて

抽選で数名の方に
無料で体験してもらい、その感想をレポートして頂く
無料モニターを募集します。

リブカムが提唱する
女性ならではのライフ(プライベート)と
キャリア(仕事)のバランスや両立、
実現についての悩みをカウンセリングする
ライフキャリアカウンセリングって

名前だけだと、なかなかイメージして頂きづらいサービスなので
実際にサービスを受けて頂いた方の感想が一番伝わりやすいかと考え、
今回の募集に至りました。

興味ある方はこちらからぜひ応募をお願いします!

docs.google.com


落選のご連絡は差し上げておりませんので
当選された方にのみ、ご連絡させて頂く形でご了承ください。

【新サービス開始】ライフキャリアカウンセリングサービス「LiBCome(リブカム)」

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本日、LiBグループからの待望の新事業である
ライフキャリアカウンセリングサービス「LiBCome(リブカム)
を正式ローンチしました。

◆LiBCome(リブカム)
https://libinc.jp/welcome_to_premium_service


僕たちがLiBを創業する前、
女性キャリア支援でのビジネスプランを検討していた際に

「働いている女性たちは、実際どのような悩みを抱えているのか?」と
女性のキャリアにまつわる悩みを聞いて回っていました。

そのヒアリングで、僕たちは男性にはイメージしづらい
まさに女性ならではの悩み、、というか

キャリアという枠組みすら超えた「人生の葛藤」が
多くの女性たちの胸に秘められている事を実感しました。

①人生における分岐点(選択肢)の多さ
②ロールモデルの不在
③相談相手の不在

ヒアリングから見えて来たこの3つの悩みに
正面から向き合うサービスコンセプト、
それが「ライフキャリアカウンセリング」でした。

リブカムが標榜する
ライフキャリアカウンセリングって、そもそも何だ?
という点も踏まえて、このサービスに込めた想いを書かせてください。

ーーーーーーーーーー
①人生における分岐点(選択肢)の多さ

まず何よりも、男性と異なり、
女性は人生における大きな分岐点(選択肢)が多い。


・短大?四大?一般職?総合職?
・バリキャリで管理職?ゆるキャリでワークライフバランス?
・結婚しても働くのか?子供はどうする?産むならいつ産むのか?何人か?
・子供を産んだ後は働くのか?ママに専念?戻るなら派遣?パート?正社員?


人生の至る所に、
その後の人生に大きな影響を与える分岐点が沢山あり、
その度に、後戻りしづらい大きな決断をして
道を選ばなければいけない現実。

男性のように

自分の学力で合格できる一番偏差値の高い大学に入り、
稼げそう、成長できそう、モテそうな会社を選び、

入社後は自己成長とキャリアアップだけを目指し、
あるタイミングで結婚し子供をもうけて、
パパとして、ビジネスパーソンとして、カッコいい男を目指す・・

みたいな分かりやす一本道とはまったく別世界の
人生における分かれ道」が多数存在する事に気がつきました。

そりゃ悩むよな、、、と。
そりゃ不安だよな、、、と。

ーーーーーーーーーーーーーー
②ロールモデルの不在

選択肢が多いが故に、次に出てくる問題が
「ロールモデルの不在」です。

多くの社会人男性の場合、憧れの男性像を聞くと
容姿や家庭状況などには目もくれず(というか全く気にせず)

とにかく仕事で結果を出している人や、
コトを成している人の名を挙げます。

その際には

・結婚しているのか、いないのか
・子供がいるのか、いないのか
・仕事と家庭のバランスはどうなのか

などは憧れを左右する要素には含まれず
シンプルに「(仕事が)カッコいいか」で
判断される事が多いように思います。


一方、女性に同じ質問をした場合、
まったく異なる答えが返ってきます。

女性の場合は、
髪を振り乱して仕事だけに没頭している女性には
すごいなーと思う感情こそあれ、
そこに憧れは無いケースが多いように思います。

ファッションやライフスタイルといったその人が持つ世界観や、
家族、旦那、子供との向き合い方、
そしてその人自身がプロフェッショナルとして実現しているキャリア。

それら全てを総合的に見て
自分が目指すライフスタイル(世界観)」なのか?という軸で
ロールモデルを選んでいる事が多いように思います。


要するに、
女性特有の数多くの選択肢があるが故に

・恋愛や家族に対する価値観
・仕事に対する価値観
・美容やファッションに対する価値観

など、全てが自分の理想と当てはまる人が滅多におらず、
結果として自分の身の回りには
目指したいと思えるロールモデルがほぼ見当たらず(居たとしても極少数で)、

その結果

自分が叶えたい人生は、どう叶えるのだろうか?
そもそも叶える方法はあるのだろうか?

と、根深く未解決のままいつまでもモヤモヤと悩みが残り続け
常に不安と背中合わせという状態が生まれるのだと思います。

ーーーーーーーーーーー
③相談相手の不在

男性と比べ、圧倒的に根深く晴れづらい悩みを抱えながらも、
一方で、それらを相談しやすい相手が居ないという現実も
状況をさらに厳しくしていると感じています。

要するに、男性と比べると
悩みの量と深さは深刻なのに、相談相手は少ない
という状況です。

上記したように、大前提として選択肢が多く、
その結果、多様な価値観が存在するので、
一見近しい友人であっても目指している人生のイメージ/価値観が異なります。

20代でママになる事が何よりも大事だと言う友人と、
20代はキャリアに捧げてライフイベントは30代からと考えている友人が
それぞれの価値観で「結婚観」を話し合っても決して相容れる事は無かったり、

子供が出来たら全ての時間を捧げる事が正しいという価値観の方と、
子供が出来ても社会に出て働きたいと願う価値観の女性が、
互いにキャリア論について相談しても、
きっとお互いに辛くなるだけだと思います。

このように、お互い同士が異なる価値観を持っていて、
それをリスペクトしようと思うと、
結果として込み入った話はしづらい形となり、

胸に秘めた「人生についての悩み」は
消化不良となっているケースがとても多いように思います。


これもヒアリングに回った際に驚いた発見なのですが、
仕事上だと極めて合理的で、
根拠に基づいた行動を取る優秀なキャリア女性の多くが、

自分の人生における悩みの吐き出し口として、
一見非合理的な「占い」を驚くほど頻繁に利用しており、

そこには、
人生の悩みや弱音を、吐き出す場所が全く無い・・
という日常に悩んでいる姿がありました。

ーーーーーーーーーーーーー

これら全てを踏まえて僕たちが考えたコンセプトが
ライフキャリアカウンセリング」です。

占いには占いの良さがあり、
占いにしか表現できない世界観があると思います。

しかし一方で、現実的に自分の人生を捉え、
プライベートにおける自己実現もキャリアにおける自己実現も、
どうすればいずれも叶うのか?といったアドバイスを、

体系だった知識とスキルで導いてくれる
専門のカウンセラーに相談できる、、、、

そうした安心感のあるプロフェッショナルサービスの存在が、
多くの女性の悩みを救うのでは?と考えました。


しかし、今の社会において
プロにキャリア相談をしようとなると
「キャリアカウンセリングサービス」を謳っているのは、
その多くが転職支援系のエージェント事業者であり、

そのビジネスモデルの本質顧客(費用を支払う側)は
採用側の法人である為に、
どうしても転職が前提の相談となってしまいます。

転職というアクションを通じて人生を軌道修正し、
より良い未来を叶えていくアクションは
とても意義があり重要な選択肢だと思います。

しかし、その一方で転職を出口としない相談も、
数多く存在する事も事実だと思っています。


なのでLiBでは、転職というアクションによって
個人のキャリア実現を支援するキャリア支援に加え、

いつの日か相談者(個人)から費用を頂戴することで
ピュアに相談者の悩みだけに向き合う
転職を出口としない個人向け相談サービス」を実現し、

転職というアクションを通じて人生を叶える人も
転職を前提としない悩める人々も
いずれものニーズに対応できるサービスモデルを創ろうと、
LiBz CAREERを構想してきました。

そのサービスこそが、今回リリースした
ライフキャリアカウンセリングサービス「LiBCome(リブカム)」です。

ライフ(プライベート)もキャリアも、いずれの自己実現も願い、
一緒に考え、寄り添うカウンセリングサービス
です。

まだまだ理想とはほど遠い形ではありますが、
創業前に感じた女性たちのニーズを解決できるよう
サービスを成長させたいと思います。

★さっそくBRIDGEさんに掲載頂きました!
thebridge.jp

未来を創る仕事

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ーーーーー
先日、5月13日は日本で初めて
キャリア女性に特化した会員制転職サービスとして産声をあげた、
僕たちが運営するLiBz CAREERの2周年でした。

libinc.jp


転職という人生の一大事のイベントで
企業(採用者)と個人(候補者)を結びつける
マッチングプラットフォームは

大手どころだとリクナビやビズリーチ、
最近上場承認が降りたアトラエさんのGreenさんなどがありますが、

この手のサービスを
お金も無ければ、社員もいなくて、
会社の実績も信用も無い・・みたいな
全てゼロのスタートアップが立ち上げるのは中々にしんどい事業です。

まずプロダクトの開発が重たい。

扱う個人情報もWEBサービスの中では最大級に重たいし、
(年収情報や職務経歴書まで預かるので)
画面も、カスタマー側/企業側/管理側と3つ以上が必要になり、

さらには、
会員が居なければ企業も集まらず、
企業が集まらなければ会員も集まらない、という
ニワトリと卵の問題もクリアしなければならず、

組織体制も、強いセールスチームも必要だし、
毎日プロダクトを磨き続けられる開発チームも必要です。

そして、一定以上の広告費がかかるモデルでもあります。

組織構築、プロダクト構築、資金集め、会員集め、企業営業と、
全てを同時並行で進めないと、
マッチングプラットフォームとしての場が成立しない事業です。

起業した当初は
「大変なモデルを最初から選んじゃったなー・・・><」
と、悪戦苦闘しながら悩んだ事もありました。


それでも、
たった2年で会員数も5万名を超え、
取引企業数も数百社に急増し(日々参画企業が増えています)

創業以来、数多くのメディアに取材を頂き、

結果として、日々多くの転職決定が生まれるまでの
マッチングプラットフォームとして成長できたのは
いったい何がドライバーだったのだろうか。

(とは言え理想から比べれば、まだまだ小さなサービスではあるのですが)

ーーーーーーーー

サービスをローンチする半年前ぐらいから
現役で働いている女性の方や
ライフイベントによって一線を退いた方たちに
インタビューに回っていた時期がありました。

女性の方と面と向かってインタビューすればするほど、
「女性 × ライフイベント × 働き続ける」というテーマに関しては
根深い悩みと葛藤、大きな溝があると実感しました。

働いている女性側が、
今の日本における「就労環境」や「キャリアの多様性」
そして「選び勝ち取れる選択肢」に対して
満足していない、いや大きな負を感じているコトは明白でした。

では、企業側はどうなのか?

国からは「女性活躍促進」に対して背中を押され、
「何か取り組まなければならない・・・」という雰囲気はあれど
実際の実情はどうなのだろうか?

この点に関して僕たちも不安だったし、

LiBの創業プランを他人に相談した時に、
100%、毎回おなじく頂いた指摘が
個人ニーズはあるが、企業側がついてこれない」というモノでした。

なので、LiBz CAREERは
成功する確信を持って始めたサービスではなく
正直なところ、大きな不安を抱えながらも
息を止めて海に飛び込むようにスタートさせたサービスなのです。

ーーーーーーー

不安を胸に、それでもなぜ飛び込めたのだろう?

それは
正しい未来はコッチだ」と思えたからだと思います。

教育を学ぶ機会も、
政治への参政権も、
そして新卒の就職活動も、

今でこそ性差を感じづらいフェアな環境が出来上がっていますが
最初から、今日のような環境があった訳でありません。

4年制大学に進学するのは男性がメイン、という時代もありました。
参政権に男女差があった時代もありました。
新卒の就職活動がフェアになったのなんて最近です。

要するに、いま僕たちが生きている今日は
誰か理想を掲げて戦い、実現して来た「未来」を、
今、僕たちは生きているのだと思います。

であれば、僕たちはどんな理想を掲げ、
その未来を作り出していくべきなのだろう?

そう考えた時に、答えは明白でした。


一度きりの人生を大切に生きたい。
意味のある時間として生きていきたい。
挑戦したい、やりがいを感じたい、社会と繋がりたい、成長したい。
誰かの役に立ちたい。


そのような想いに男女差がある訳が無い。
みんな一緒だ。

ただ、その環境や空気、文化が追い付いていないばかりに
そのチャンスや機会に、男女差や年齢による格差が生まれてしまっている
今の状況は、どう考えたって理想じゃない。

過去の先人たちが理想を掲げ戦った結果、
未来を実現して来たのであれば、

僕たちも、どうせ起業するなら
ただのお金儲けじゃなく、そんな視座で挑戦がしたい。

そう考えて、このテーマに
大きな不安と、それ以上の希望と覚悟を持って飛び込みました。

ーーーーーーーー

勇気を持って飛び込んでみたら
僕たちの目の前の景色は一変しました。

言葉で説明するのが難しい感覚なのですが、
待ってました!!!!」と
女性たちから、社会から、というか未来から、
祝福されているような感覚を憶えたのです。

・このテーマに一緒に挑戦したいと、次々に集まってくる仲間達
・名も無き僕たちを一生懸命に取材し、背中を押してくれたメディアの方々
・ガタガタのサービスなのに、どんどんと登録してくださる女性たち
・使いづらさを飲み込んででも、サービスに付き合ってくださった企業の方々

もう、完全に経済合理性を超えた
応援」以外の何ものでも無い協力を得て、
リブの挑戦は前に進み始めたのです。


未来は勝手にやってくるものじゃない。
理想を掲げ、創り上げるものなんだ。

僕たちが生きている今は、
誰かが願い掲げた理想の世界なんだ。

だったら、僕たちもそんな未来が創れる仕事がしたい。

性差無く、年齢制限なく、いつまでも活躍できる社会へ
生き甲斐を持ち続けられる社会へ。

その目線で仕事に迎えている
創業からの2年間は、本当に幸せな日々だな、と改めて感じています。

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先日2周年を記念して開催したイベントでは
『Woman Bright Award 2016』と題して、
多様な働き方への対応が求められる現代女性の特性を掴み、
採用・活躍に成功されている企業様を表彰させて頂きました。

今回受賞された企業は
アクセンチュア様、ノバレーゼ様、リノべる様の合計3社。

どの会社も、
男女ともに活躍できる環境づくりを心がけ、
まさにこれからの企業のロールモデルとなり得るような
採用、教育、活躍を実現されている会社様です。

その中では、なんとたったの4ヶ月で
LiBz CAREERを通じて7名の
キャリア女性の採用を成功させた企業様もあります。

僕たちは営利企業としてサービス展開しているので
沢山のお取り引きをさせて頂き、
価値提供することができた側面ももちろん嬉しいのですが

事実としては、
それだけの数の女性たちの挑戦がプラットフォームを通じて産まれ、
採用した企業の中にも、活躍する女性のモデルがうまれたコトになります。

自分たちの事業拡大は
言い換えれば、実現した女性採用の数であり、挑戦した女性たちの数です。

こうして、自分たちの事業を大きく拡大していく事と、
社会を前に進めるための挑戦が
繋がっている事を実感しながら仕事ができている、と言う事は
本当に恵まれていて幸せな環境だと思います。

ダイバーシティは綺麗事で取り組むことでもなければ
国に言われたから取り組む物でもない。

企業にとっては戦力を手にして利益に繋がる行為であり、
個人にとっては多様な生き方ややりがいを実現する社会参加の方法です。

これからも、
理想として掲げた未来を引き寄せられるように
チームリブ一同、誰にも負けないパッションを持って取り組みますので

女性採用を進めたい企業様、も
新しい挑戦を検討したい女性の方々、も
共にそういった未来に向けて発信したいメディアの方々、も

引き続き応援&気軽にお声がけ頂けますと幸甚です。

これからも頑張ります!

※イベント詳細はこちらより
多様な働き方が必要な女性の特性を掴み、採用・活躍に成功している企業を表彰する『Woman Bright Award 2016』発表!アクセンチュア、ノバレーゼ、リノべる の3社が受賞 | 株式会社LiB[リブ]

「経営のオープンソース」と「ノウハウのエコシステム」

リクルートで新卒同期だったKAIZEN社のスドケンが
NewsPicksの連載で「経営のオープンソース」という事を言っていました。

newspicks.com


要するに

・自分の思考を整理してアウトプットする(オープン)
・周りからのフィードバックをもらう
・そのフィードバックを踏まえて、思考を進化させていく

というプロセスは、とても理にかなっていると思っていて
改めて、プロジェクトも経営も
情報はクローズドにするリスク回避観点よりも

出来る限り、情報をオープンにして
周りも巻き込んでいく方が、得られるメリットが多い時代になったと思います。

よく後輩から起業の相談を受ける際にも
多くの人は、その起業のアイデアを
「真似されるかも・・・」と隠したがるのですが

実は、アイデアになんてほとんど価値がなくて
自分だけが思いついたと思っているアイデアは
間違い無く、他にも多くの人が思いついています。

そして、一番難しい事は
それを実現する「実行力」だと思っていて、

フリマアプリで大躍進したメルカリも
アイデア自体は、実は後発で
「スマホで個人同士がモノを売り買いするフリマアプリ」は
メルカリが出る前から、既に何個も存在しました。

しかし、勝ったのは後発のメルカリです。

なぜなら、その世界を実現する実行力が
メルカリチームがずば抜けて高かったから。

なので、やっぱり
実行力 > アイデアが本質だと思うわけです。

その実行力を高めていく為にも、
最初に書いたような【情報開示 →フィードバック →進化】という
オープンソース的なアプローチは非常に理に叶っていて
有効な手段だと思います。


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先日、「採用力」というテーマで
メルカリ、エウレカ、FiNC、リンクアンドモチベーション
という超強力な4社を招いてLiB恒例のイベントを開催しました。

このイベントは、募集開始からあっという間に
100名の定員が埋まってしまったのですが

来場してくださった方はみんな、登壇した4社が
「ここまでノウハウを開示していいの?」
と驚くぐらいのシェアをしてくださいました。

おかげで、事後アンケートでも
群を抜いて満足度が高かったイベントなのですが

実は、イベント開催後に登壇者の方と
「僕たち自身が一番勉強になったよね」と話していました。

来場した方々に講演を通じて伝える為に
思考を整理し、それをお互いにアウトプットすることで
結果として思考が進化し、多くの気づきを得ることが出来ました。
まさに、これがオープンソースアプローチの威力だな、と。

そして、このイベントに参加してくださった方も
ここに足を運ばなければ得られなかった情報を得て
沢山のノウハウを持ち帰ったと思います。

※このイベントの要点をまとめた議事録もあるので
希望する方は、文末に書いた方法でシェアしますね。

ーーーーー

ここ最近、
特にこの「ノウハウのエコシステム」とでも呼ぶべき
とても良いサイクルが生まれつつあるなーと思っています。

それぞれのステージで戦っている企業同士が
お互いが四苦八苦しながら得たノウハウや気づきを
シェア(交換?)しあう事でお互いにメリットを享受し、
事業を前に進めるエコシステムが生まれています。

昔なら「敵に塩は送るまい」と、
絶対にシェアされなかったような素晴らしいノウハウや学びが、

オープンソース的な概念や、
エコシステムによって得られる今の状況は
本当に恵まれていると思います。

僕たちLiBも、今まで沢山の方に
多くのノウハウや学びをもらう事で、
創業から今日まで事業を前に進めてきました。

その感謝の気持ちも込めて、
この素晴らしいエコシステムに貢献すべく、
出来る限り積極的に、ノウハウをシェアしていこうと思っています。

ーーーーーーーーーーー

そんな想いも込めて、
今週金曜日の5月13日に、再びメルカリさんにもご登壇頂き、

さらに、サイバーエージェントの子会社社長や
クラウドワークスの女性執行役員の方々に登壇頂き、
ノウハウをシェアし合うイベントを開催します。

コレも、もちろん無料です。

今回も、気づきが盛りだくさんになるような
イベントに出来るよう頑張りますので
ご興味ある方は、ぜひご来場くださいませ。
(既に申込が多数で、残席も残り僅かですので満席の際はゴメンなさい)

peatix.com

※上記した「メルカリ、エウレカ、FiNC、リンクアンドモチベーション」による
採用ノウハウシェアイベントの議事録レポートも
この13日(金)のイベントにて、ご希望あれば配布しますので
イベントにご来場の上、その旨をスタッフまでお申し付けください。

【オフィス出勤週0日正社員】家族と向き合う新制度をつくりました。

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LiBは、時短ママが大活躍している組織です。

全社員の約20%が時短社員。
今年に入ってからLiBにジョインしてくれた新メンバーも
18名のうち約30%は時短社員、
営業チームに至っては、なんと半数が時短ママです

そして、どの人も一緒に働ける事が誇らしいほどに
人格も働き方も、スタンスも思考も気持ちが良い自慢のメンバーです。

さらに、多様な働き方という意味では時短にとどまらず、
愛媛からの正社員としてフルリモートで勤務するメンバーがいたり、
週●日はオフィス勤務、それ以外は自宅勤務、、といったような
多種多様な働き方で、組織成果を実現しています

身も蓋も無い言い方をすれば、
多種多様な働き方を受け入れ、共存すると言う事は
単一の働き方をマネジメントする事と比べて
圧倒的に手間がかかります。

風土、文化、制度、ルール、個別対応、マネジメント、コミュニケーションなど、
全てにおいて複雑な設計と運用が求められます。

ただでさえ時間もお金も人員にも余裕の無い
スタートアップの我々が、
なぜこんな難しいコトに挑戦しているのか?

想いを書き記したいと思います。

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よくメディアで話題になる
保育園等の待機児童の数は
平成27年4月時点で、約45000名だそうです。

この問題は、働きたいママにとって大きな問題であり、
先日の「日本死ね」のブログも、政界含めて大きな話題となりました。

一方で、メディアでほとんど取り上げられない
待機老人という言葉を聞いた事がある方は
少ないのでは無いでしょうか?

老後に介護が必要になった際に利用する
特別養護老人ホーム等のキャパが足りずに
入りたくても入れない要介護老人の数です。

その数は、なんと既に50万人を超えており、
話題になりがちな待機児童のそれの10倍を超えます。

日本の人口構成を見れば分かる事ですが、
日本は赤ちゃんや若者の人口に比べて
圧倒的に高齢者の比率が高い、超少子高齢構造です。

そして、さらに深刻な事は
人口構成のボリュームゾーンである団塊世代は
まだ介護年齢に突入しておらず
本格的な介護社会の到来はコレからです

まだ入り口に過ぎません。

さらに、育児の場合は数年経てば保育園に預けたり、
6歳にもなれば小学校がスタートする事で一定の手離れが実現しますが、
介護は、長い場合には20年を超えます

要するに、
ケアが必要となる人口の数期間の長さ
育児のそれとは桁違いです。

さらに、最大のポイントは
介護問題は男女問わずに訪れます。

日本では、まだまだ育児休暇の取得率を見ても
育児の主役は(残念ながら)女性ですが、

こと介護に至っては
男性女性問わず、自分の両親が対象となるので
性別問わず、ほぼ全員が直面する問題です。

僕たち日本人はこの問題に
この先、正面からぶつかるコトとなります。

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僕たちLiBは、
働く女性たちがバリバリ働きたいフェーズでも、
ライフイベントによってペースを調整したいフェーズでも

仕事での自己実現と、プライベートでの自己実現、
いずれもを諦めずに挑戦し続ける事ができる社会を目指して
女性のキャリア支援を創業事業として展開しています。

男性と比べた時、
女性が活躍し続けるが難しい背景は

ずばり、出産と育児による
「時間」と「場所」の制約問題に収斂されます。

要するに
自分の事だけに24時間を使える男性に対して、
自分と「自分以外(=子供)」に時間を使わなければいけない女性は
必然的に「時間の制約」と、
子供の体調や年齢によって「場所の制約」が生じます。

言い換えれば、
女性のキャリア支援をしている我々は
通常の転職支援会社と何が違うかと言えば、

他のどの他社よりも
個人(女性側)が抱える「時間&場所の制約問題」
に対する悩みと向き合い、

一方で、会社(雇用側)の
「時間と場所に制約を持つ社員との向き合い方」
に対する悩みと向き合っている会社、というコトになります。

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女性のキャリア支援を掲げている我々が
本質的に対峙しているのは「時間と場所の制約問題」です。

この問題は、現在においては
出産/育児に直面しているママにおいて
問題が顕在化していますが、

日本が本格的に「時間と場所の制約問題」にぶつかるのは
実は育児ではありません。

本番は介護です

先ほども書いた通り、
介護はケアが必要となる人口数も期間も
育児のそれとは桁違いであり、

男性女性問わず、自分の両親が対象となるので
性別問わず、ほぼ全員が直面する問題だからです。

ただでさえ少子高齢化によって
働く人口(支える側)が劇的に少なく、
社会保障を受ける人(支えられる側)が劇的に多い、
という構造となる日本において

1億総活躍社会の実現は
悲願でも何でもなくて、必ず乗り越えなければ行けない
マスト事項だと思いますが、

未来の日本における最大の潜在リスクは
男女問わずに訪れる介護問題であり、
それが引き起こす「介護退職」です。

ママよりも圧倒的多数の
しかも働き盛りの40代以上の男女が、

ある日突然に「時間と場所の制約」を抱え、
結果として戦線を離脱していく、という潜在リスクを
日本中の企業が内包しています。

要するに、
これからの日本社会においては
「自分の事だけに24時間を使える社会人」というのは
20代の男女と、30代の男性ぐらいで、

30代の女性は出産/育児を抱え、
40代以降の男女は介護を抱える、といった世界が待ち構えています。

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もう、ワーママがどうとか、
時間と場所の制約がどう、とか議論する余地もなく

これからの日本は
「時間と場所の制約を抱える人」が多数になる社会なので

その前提で、
個人側も企業側も、選択肢を持たないといけないのです。

24時間を自分のためだけに使えて、バリバリ働ける人も
時間と場所に制約を抱える人も、
いずれもが、参加し活躍できる社会を実現しない限り、
この先の日本の未来はありません。

その実現の為に、
僕が一番大切だと思っている事は
働き方のフォーマット(形式)」を増やすコトです。

今の日本においては
正社員/フルタイム/オフィス出勤/副業無し/残業あり、といった
いわゆるバリバリキャリアの仕事中心的な働き方(フォーマット)が
正社員においては圧倒的多数かと思います。

出世するのも、管理職に登用されるのも、
ほとんどがこのケースです。

しかし、この1フォーマット中心の世界では、
制約社会を乗り越える事は不可能です。

・リモートでも参加できる
・時短でも参加できる
・午前中だけ、午後だけでも参加できる
・副業でも参加できる

このような多種多様な働き方のフォーマットを用意しなければ、
多種多様な方々に参加してもらう社会の実現は不可能です。

長くなりましたが、

これから待ち受けている介護社会(=時間と場所の制約を抱える社会)において
日本が一億総活躍を実現する為には

多種多様な働き方のフォーマット(選択肢)を実現し、
多種多様な方々の社会参加を実現する事が必要
であり、

僕たちLiBは、現状は「女性のキャリア支援」を謳っていますが、
本質的には「働き方のフォーマットを増やす事」という
社会課題に対して挑戦をしている
と言うのが本音です。

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日本において
新卒採用と言う文化を創り上げたのは
間違いなくリクルート社の貢献です。

創業者の江副浩正さんは
まずは自社(リクルート)を新卒の力で事業成長させ、

自分たちを成功事例とする事で
新卒の力で会社を伸ばしましょう(私たちのように)」と、
日本に新卒採用の重要性を啓蒙し、その文化を創り上げました。

僕はLiBでも、全く同じ事をしたいと思っています。

まずは、旗を掲げる我々自身が
時間と場所に制約を抱える人と、
まだ抱えない人が混在した組織を前提とし、

それでも強い事業成長を実現する事によって
多種多様な働き方で会社を成長させましょう(私たちのように)」と
社会にメッセージを発信し、

その結果、社会の形を進化させていく事が、
僕たちのミッションだと信じています。

そんな背景から、僕たちが創った1つの制度があります。

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複業(副業ではなく、複業)による社員の自己成長を応援する
複業応援制度の「メンバーシップオプション」です。

この制度は、社員の複業を公に認め、
その結果、自分で起業しながら働く社員なども実現したことから
メディアでも多数取り上げられ、大きな話題となりました。

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(WBSでも特集を組んで頂きました)

そして今回、そのメンバーシップオプションに続き、
第2弾として、家族と向かう為の制度として
ファミリーシップオプション」を発表しました。

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制度の詳細はこちらに詳しく書いていますので
ご確認頂けると嬉しいです。

オフィス出勤週0日正社員、記念日で使えるパートナー手当など 多様な働き方と家族も嬉しい5種類の支援で成果にもコミットする 『ファミリーシップオプション制度』開始 | 株式会社LiB[リブ]

特徴的なモノを抜粋すると・・・・

①オフィス出勤0日の正社員
②オーバー375(子供が熱を出した際の緊急リモートワーク切り替え)
③ココイチ休暇(子供の誕生日やイベントなど、特別な「ココ一番」に使える特別休暇)
④パートナーシップ手当(パートナーの誕生日または記念日にデート代をプレゼント)

といった内容が盛り込まれています。

ただ大前提として僕は、
時短社員の受け入れや活躍において一番大事なことは
制度よりも風土」だと思っていて、

LiBでは、まずは多様性を受け入れる風土を大事に育て、
その風土の上に、制度を乗せたいと思っていますが、

既に時短ママも多く存在している状況も踏まえて、
このタイミングで、経営としての覚悟と意思を表明する意味で、
そのメッセージとして、この制度を発表しました。

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先日は、この制度の発表キックオフもかねて
LiB初のファミリーデイとして「リブザニア」というイベントを開催しました。

20名近くのキッズたちが
LiBオフィスで料理をしたり、ママへのプレゼントを創ったり、
人生初の名刺交換をしたり、、、と

まさに家族と一緒に挑戦するLiBらしい
温かいイベントになったと思っています。

これからも、この制度に恥じないよう、
新しい社会を実現する開拓者としての誇りを持ち、

多種多様な働き方のフォーマットと
それによる事業成長の実現に挑戦して参りたいと思います。

最後に宣伝となりますが、
こんなLiB挑戦したい!というガッツに溢れたママさんを
現在、大募集しておりますので、

ご興味ある方は、以下のHPから応募頂けますと幸甚です。

https://www.libinc.co.jp/project-casting/#open-position

一緒に社会を進化させる挑戦を楽しみましょう!^^

【御礼】創業2周年パーティー

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昨夜はLiB創業2周年のオフィスパーティーでした。
ご来場くださいました沢山の皆様ありがとうございました!
 
創業2周年という記念のタイミングで、
LiBならではの新しい制度や、大事な仲間の慶事など
いくつかの喜ばしいご報告を皆様にさせて頂けた事が
心から嬉しかったです。
(新制度の詳細は、後日きちんとリリース致します)
 
思えば、僕たちほど創業前から
沢山の仲間に支えられスタートした会社も無いのでは?ぐらいに
多くの恩人たちに背中を押してもらって産まれたのがLiBという会社です。
 
創業前、僕の自宅のリビングで
LiB起業に向けた準備と議論を進めていた時代に、
半年間ものあいだ、平日深夜や土日の時間を
何の見返りも求めずに捧げてくれた30名を超える恩人たち。
 
創業からずっと自分を支えて続けている情熱の源泉は
「様々な人が分け隔てなく挑戦できる社会にしたいというビジョン」と、
「信じてついてきてくれている社員を幸せにしたいという想い」に加えて、
 
LiB創業を陰で支えてくれた多くの恩人たちに
「関わってよかった、応援してよかった」と思ってもらえる様、
少しでも良い報告がしたいという想いが
この2年間ずっと僕の背中を支え続けてくれました。
 
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4月から新たに力強い仲間を加えて
ますますこれからが楽しみなのですが、
 
創業から3年目も全力でがんばりますので
引き続き、温かいご指導ご鞭撻を頂けますと幸甚です。
 
まだまだ創業フェーズのスタートアップ!
荒削りでもスピードを大切に走り続けます。
 
やるぞ!!